バイヨン修復現場から

バイヨン修復現場から

インドネシアの遺跡保存専門家との研究交流

1月6日より12日にかけて,インドネシアより3名の遺跡保存の専門家がJASAを訪れ,カンボジア・アンコール遺跡における遺跡保存の現状を視察し,意見交換を図る研究交流が行われました。 中部ジャワ考古遺跡管理事務所よりIndra Ismail...
バイヨン修復現場から

アンコール遺跡の保全と開発のための国際調整会議

12月15日に,アンコール遺跡の保全と開発のための国際調整会議(International Co-ordinating Committee for the Safeguarding and Development of the Histor...
バイヨン修復現場から

シドニー大学 – EFEOシンポジウム

12月6日にシドニー大学が進めているThe Greater Angkor Project, the Living with Heritage Projectが主催のシンポジウムがシェムリアップにて行われました。この事業は今年で10年目を迎え...
バイヨン修復現場から

シンポジウム「アンコール遺跡・バイヨン寺院を護る」

11月21日、国士舘大学アジア・日本研究センター、早稲田大学・日本政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)、朝日新聞社、朝日新聞文化財団主催のシンポジウム「アンコール遺跡・バイヨン寺院を護る」が国士舘大学、世田谷キャンパスにて開催されました...
バイヨン修復現場から

神頼み

10月末から11月始めにかけて,1週間ほどカンボジアは連休です。 シハモニ国王の誕生日,そしてとっておきの祝日,水祭りがあるのです。 この連休の直前,バイヨン南経蔵の修復現場では,工事の安全を祈願するちょっとした儀式を行いました。 修...
バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その4

中央塔の地下から発見された本尊仏は,果たしてどんな運命を辿り,今に至ったのであろうか? まず,もう少し正確に本尊仏が発見された時のことを当時の作業記録をもとに確認しよう。 トルーヴェは1933年8月に発掘調査を開始した。そして,床面からの...
バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その3

前回紹介したバイヨン寺院,本尊仏発見の物語が,細部においてまったくのフィクションであることは断り書きをするまでもなく,ご了解頂いていることと思うが,もう少し,この時代のバイヨン研究の背景を紹介しておこう。 バイヨン寺院はアンコール遺跡の各...
バイヨン修復現場から

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その2

時は今から70年ほど前,1933年のこと,バイヨン寺院の本殿となる中央塔の室内では,縦穴掘りが進められていた。遙か上方の塔頂部の崩落箇所から一筋の白い光が差し込む他は薄暗く,そして風もほとんど通らない陰湿な部屋の中でのこと。   まだ30代...
バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その1

アンコールに寺院多しと言えども,その御本尊となる神像が特定されている寺院はほとんどありません。ある意味,寺院は神様を祀るための入れ物〈ハコ〉にすぎず,御本尊こそが寺院の核心であるわけですが,その核心はことごとく散逸してしまっています。   ...
バイヨン修復現場から

バイヨン北経蔵 修復「十周年」点検

1994年に日本国政府アンコール遺跡救済チームの事業が始まり、最初に取り組んだ修復工事が「バイヨン寺院 北経蔵」でした。5年の工期を経て、日本政府によるアンコール遺跡での初めての工事は無事に完了。1999年に竣工式を迎えました。 それから...
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