シドニー大学 – EFEOシンポジウム

バイヨン修復現場から

12月6日にシドニー大学が進めているThe Greater Angkor Project, the Living with Heritage Projectが主催のシンポジウムがシェムリアップにて行われました。この事業は今年で10年目を迎えるもので、アンコール遺跡群の古代都市・寺院の諸相を明らかにすることを目的として、リモートセンシングや地下探査、発掘調査により様々な研究が行われています。数年前にはシェムリアップに研究センターを構え、活動はより活発なものとなりました。

このシンポジウムでは、研究事業を支えている約20名の研究員から、これまでの調査の結果と現在の進捗状況について報告がありました。

翌週12日、13日には、シドニー大学とEFEOの共同主催による国際会議「New Approaches to Old Texts: Cambodian Inscriptions in the Digital Age」がシェムリアップにて開催されました。

東南アジアを研究対象としている碑文研究者と、情報学系の研究者、そしてカンボジア内の遺跡で調査事業を進めている研究者により、現在の金石学研究の様相と、それらの記録・目録化の現状、そして将来的に碑文以外の様々な考古学的データの統合方法について、それぞれの立場からの報告を行い協議しました。

DEC12_version9.pdf

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