▼JSTの基本情報
【団体名】
Joint Support Team for Angkor Community Development
アンコール人材養成支援機構
【所在地】
Bayon High School
Kouk Beng Village, Kouk Chork Commune, Siem Reap Town, Siem Reap, Cambodia.
【活動場所】 世界遺産アンコール遺跡群の周辺農村地域
【活動主体】 農村地域の人、 カンボジア在住日本人,国外または地域外からの訪問者
【代表】 Chea Nol (チア・ノル)
【メールアドレス】 info22@jst-cambodia.net
▼JSTの活動場所
バイヨン高校/附属中学校には、下の地図の6つの村から生徒が通っています。
▼JSTメンバー
◆Chea Nol (チア・ノル) JST代表
ポル・ポト時代終焉直後の1980年に難民として来日し、青春時代を日本で過ごす。
大学卒業後の1994年にカンボジアに戻り、日本国政府アンコール遺跡救済チームで通訳・渉外を担当。クメール語と日本語を駆使して、カンボジア人と日本人の間に立ち、調整・橋渡し役として活躍する。その頃からアンコール・クラウ村と深く関わり、JST発足の基盤となる活動を行う。
村人からは尊敬の意味を込めて「タ・ノル」と呼ばれている。日本人より日本的と評判。
◆Chhom Reu(チョム・ルー)バイヨン高校/附属中学校校長
シェムリアップ市内の中学校で教頭を務めていた2013年、創立準備を行っていたバイヨン中学校の校長赴任を教育局より打診される。当初は断るつもりが、集まってきた入学希望の子供たちの貧しくも勉学を求める姿に心を動かされ、校長職を引き受けることに。
教育者としての情熱と行動力で、カンボジア農村部の常識を覆す教育方針を貫き、次第にバイヨン中学校が注目されるようになる。
2018年、バイヨン中学校が教育大臣功労賞を受賞した際には、校長としての実績が高く評価され、教育局長ポストを打診されるも、地域の子供たちを見捨てるわけにはいかないと、生涯、現場主義を貫く決意を固める。
現在は、バイヨン高校の敷地の一角に居を構え、24時間体制でバイヨン高校/附属中学校の教育責任者としての責務に努めている。
◆下田麻里子
大学3年のころからアンコール遺跡調査団に参加し、アンコール遺跡群をはじめカンボジア各地の地方遺跡の調査研究をしてきた。
大学院卒業後は2012年から2020年まで「バイヨン寺院 欄干およびナーガ・シンハ彫像プロジェクト」のプロジェクトコーディネーターとして修復計画やプロジェクト運営を担当。
現在は3児の母であり、早稲田大学文学研究科考古学研究室の博士後期課程に在籍しながら、JSTのサポートと、遺跡の調査研究活動を行う。
◆小出陽子
大学卒業後は一級建築士として日本の設計事務所や宮内庁等で建築設計に携わっていたが、2000年、UNESCO/JSA遺跡修復オフィス建設のため、カンボジアに赴任する。
以後、シェムリアップで建築設計を行う傍ら、2005年~2020年レストランCafe Moi Moiを経営し、2005年にはチア・ノルとともにJSTを立ち上げる。
現在、JSTのメンバーとしては、バイヨン高校/附属中学校の全体計画と建設、会計と支援者報告などのバック部門を担当している。