子供たちへの健康支援 

村の子供たちの中には、まだまだ満足にご飯を食べることができず、病気になってしまう子も少なくありませんでした。子供たちがすくすくと成長し、村全体の元気となるよう、JSTでは子供たちへの健康支援を行いました。

村の給食プロジェクト

村の子供の中には、寄生虫でお腹がパンパンに膨れている子や、慢性的な栄養不良で髪の毛が退色している子もいます。体格も小さく、たとえば村の14歳(日本の13歳)の身長と体重の平均値を日本の同年齢と比べると、男女ともに身長は20cm以上低く、体重は20kg以上軽いことがわかります。また、小学校に通う子供のうち、朝食を食べることができるのは、おおよそ4人にひとり。それも、晩の残りの冷や飯に水をかけて・・・というのが一般的です。
栄養的に偏りがあり、いつもお腹を空かせている村の子供たちに対して、何かできることはないだろうか・・・。こうして始まったのが、村の高校生が中心となって実施する給食プロジェクトでした。鶏肉と野菜がたっぷり入った雑炊を何杯もお代りできるとあって、子供たちは大喜び。小さな子供の面倒を見る村の青年たちにも責任感と団結力が芽生えるようになりました。

村人による学校校舎設備

アンコールクラウ村の青年たちが協力して村の改善に努力している姿を見て、これまで村の安全や子供たちの教育に関心がなかった村の大人たちも、進んで村の整備に参加するようになりました。

左の写真は、アンコールクラウ小学校外壁のペンキ塗り替え作業の様子です。

アンコール人材養成支援機構
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