クメールの遺跡たち

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先史時代のサイト「メモット」の保護運動

本ブログにて9月4日に「コンポンチャム州のクメール遺跡調査 その2」にて紹介したメモット遺跡での破壊活動に幾つかの対策が進められています。 関係者に対して遺跡での現状を連絡した後、Radio Free Asiaにてまず報道がありました。外...
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コンポンチャム州のクメール遺跡調査 その2

4. Preah Theat Khtom 自然の丘陵地形を造成した高台上に寺院が造営された珍しい構成です。二重のラテライトの周壁に囲繞された中央に煉瓦造祠堂が建っており、入り口前方には後補のラテライト前室が取り付いています。また、内外周壁...
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コンポン・チャム州のクメール遺跡調査 その1

8月末から9月初めにかけてコンポン・チャム州のクメール遺跡の岩石学的調査を行いました。 早稲田大学教授の内田悦生先生を中心として、学生の豊内謙太郎と津田幸次郎、建築学専攻の島田麻里子、下田の5名が文化芸術省に所属するビタロン氏による案内の...
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ベン・メアレア遺跡での測量と表採調査

過去にもベン・メアレア遺跡での調査について紹介しましたが、8月より遺跡群全域の測量調査を再開し、一ヶ月間ほど継続する予定です。 寺院中心部の測量については昨年からの継続調査で今回の調査で全てを完了することを目指しています。GPSとトータル...
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チャウ・スレイ・ビボールでの建築学調査

アンコール遺跡群の東側にやや離れた小丘の上にチャウ・スレイ・ビボール寺院は位置しています。東側に延びて、最終的にはラオスのワット・プーとコンポン・スヴァイのプレア・カーン寺院へと至る王道の中では最も王都アンコール遺跡に隣接して位置する複合寺...
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プノンペン芸術大学での面接試験

今月半ばより、サンボー・プレイ・クック遺跡群で考古学的な発掘調査を予定しています。 この調査期間中には、プノンペン芸術大学とメコン大学の建築学部・考古学部の学生への研修事業をあわせて実施する予定で、その研修に参加する学生の面接試験を各大学で...
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アンコール・トムの踏査

アンコール遺跡の中心に位置する王都「アンコール・トム」。バイヨンやバプーオン、象のテラスやライ王のテラスなど、観光客も必ず訪れる最重要地区ですが、これらの重要な寺院群を包括しているアンコール・トムそのものについてはほとんど知られていません。...
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アンコールトム内での王宮年中行事

5月2日、アンコール・トムの中央の王宮前広場で王宮の年中行事の一つである「鍬入れの儀式(Royal Ploughing Ceremony)」が行われました。 この儀式は雨季の開始時、田植えが始まる前に、今年の耕作を占うものです。番いの牛が...
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サンボー・プレイ・クック遺跡群でのボーリング調査

七世紀に築造された古代クメール都市「サンボー・プレイ・クック遺跡群」はセン川の氾濫原の西側の高台の縁に主要な宗教施設群が位置しています。この選地の問題を巡り,地形学的なアプローチより研究が進められています。今回は,早稲田大学久保純子教授,東...
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プノンペン王宮 ナポレオンからの贈り物

車やバイクのクラクションと排気ガスに溢れた喧噪の都市「プノンペン」の中心で,唯一静けさを保っているのが,メコン川の畔に位置する王宮です。特に王宮の裏側,観光客が入ることができない国王の居住区はまさに別世界。巨木が点在し,緑豊かな敷地が広がっ...
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