本ブログにて9月4日に「コンポンチャム州のクメール遺跡調査 その2」にて紹介したメモット遺跡での破壊活動に幾つかの対策が進められています。
関係者に対して遺跡での現状を連絡した後、Radio Free Asiaにてまず報道がありました。外国の報道機関であるため、いろいろな意味で中立的な立場にあるため迅速な対応が可能です。
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その後、メモットセンターが遺跡群が分布する地区の住民と特にプランテーションなどの大規模な土地所有者に対してセミナーを行い、こうした遺跡の保護に自主的に取り組むよう指導されました。
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現在は、メモット遺跡の法整備に対してカンボジア政府内で検討が進められています。 今回は、最初の連絡から様々な反応が即座におこり、適切な形で対策が講じられることになりました。これは、一つにはメモットセンターという組織が既に様々な蓄積を持ち、またカンボジア政府内に深くコミットした形で位置付けられていたことによるでしょう。他の遺跡においても、保全に対して有効な手だてを図るためには、主要な考古学的サイトに対しては管理組織を充実させ、中央と密接な関係が築かれることが期待されます。(一) |
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