魚が少なくなっている理由は?-トンレサップ湖課外学習-

三井物産環境基金による活動07_2016年10月~
「なぜ、湖の魚たちは少なくなっているのでしょう。」
バイヨン中学校にて水環境授業を
行ってくださっていたシェムリアップ淡水魚研究所の佐藤さんは
トンレサップ湖見学前の生徒たちにこう質問を投げかけました。
生徒たちからは「ごみのせい?」「捕りすぎてしまったから?」
といった回答が。答えはどれも正解。
さすが!これまで水環境や魚について勉強してきた生徒たち!
(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが三井物産環境基金を受託し、
アンコール地域の水環境を若い世代で守っていくために行ってきたプロジェクトも3年目。
バイヨン中学校の生徒たちには
魚に関する知識が着実に身についているのだと感じる出来事でした。
それでは、ここからバイヨン中学校の生徒たちの
トンレサップ湖での課外活動の様子についてご紹介していきます。
今回集まった生徒たちは、引率の教師を入れて61名。
集まったのは各学年のリーダー的存在の生徒たち。
船に乗る前に、佐藤さんからお話が…
バイヨン中学校のあるアンコールクラウ村の水は
トレンサップ湖につながっていて…
アンコールクラウ村の水を汚してしまうことは
トンレサップ湖を汚してしまうことになる。
だからこそ水をきれいに保ちましょう!ということを学びました。
勉強の後はいよいよ、船に乗って湖上へ!
船の上でも何やらメモをしたり、
外をのぞき込んだり生徒たちの真剣な様子が見られました。

船でたどり着いた場所にはなんとワニの姿が!
201705255それだけでなくトレンサップ湖を見渡せるスペースもありました!
そこでもやっぱりメモを取る生徒の姿が…
バイヨン中学校の生徒たちは勉強が本当好きなのだと感じました。
トレンサップ湖を見学した後は、周辺をみんなでごみ拾い。
10個近くのごみ袋がパンパンになるまで拾いました。
その後は、近くの学校を訪問し、
水環境絵本を届けに行きました。
この水環境絵本図鑑は三井物産環境基金の助成を受け、
佐藤さんや(一財)国際開発センター(IDCJ)、JSTスタッフが
作成に関わっています。
絵本図鑑を手にした
学校の生徒たちも水環境や魚のことに詳しくなってもらい、
カンボジアの子どもたちみんなで水環境を守っていってほしいものです。
豊田
このプロジェクトは、三井物産環境基金2014年度活動助成を受諾し、
(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っているものです。

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