新刊紹介「石が語るアンコール遺跡」

長年アンコール遺跡の研究に取り組んできた早稲田大学教授 内田悦生先生が研究のエッセンスをまとめた書籍を刊行しました。

 

「石が語るアンコール遺跡-岩石学から見た世界遺産」 内田悦生(著)下田一太(コラム)

石が語るアンコール遺跡 ―岩石学からみた世界遺産 (早稲田大学学術叢書)
アンコール遺跡では、石材が遺跡建造に関する多くの重要な謎を語る。文化財科学による最新の調査・研究成果をわかりやすく解説するほか、建築学の視点からみた遺跡にまつわるコラムを掲載。専門家のみならず、一般の読者が世界遺産を堪能するための必携書。

 

アンコール遺跡を形作る石材を対象に研究を行い、そこから建物の造り方や建設年代、そして劣化のメカニズムなど、解明された様々な新事実が集大成されています。

前半では研究の手法を紹介し、後半ではアンコール遺跡の主要な寺院を個別に解説する構成です。

アンコール遺跡の見学をこの本片手に回ってみるのも、マニアックな楽しみとなるでしょう。(一)

コメント

タイトルとURLをコピーしました