バイヨン修復現場から

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バイヨン寺院浮き彫り保存の研究報告書の刊行

2006年より2010年にかけて進められてきたバイヨン寺院浮き彫りの保存方法の研究の報告書が4月にまとめられました。 報告の内容は以下の通りです。 『アンコール遺跡・バイヨン寺院浮き彫りの保存方法の研究』 科学研究費基盤研究(A)(研究代...
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南経蔵の修復工事残り半年に

JASA第三次フェーズの最重要事業であるバイヨン南経蔵修復工事も残すところ半年になりました。 2010年12月末の時点で上部基壇の再構築までが完了し、残すところ、床面・壁体・柱・屋根の再構築となりました。工事の中でも最も慎重な仕事が求めら...
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バイヨン南経蔵 仮組み工事の完了

バイヨン南経蔵の修復工事では、上部基壇と壁体の現場での仮組み作業が完了しました。 壁体や屋根の仮組み作業は、昨年にもコンクリートスラブの上で行っていましたが、基壇上で改めて実施することで、多少の調整が求められる結果となりました。 特に中...
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2010年夏調査を終えて・・・カンボジア国民の遺跡に対する認識調査

国士舘大学大学院 文化遺産マネージメント分野 朴東煕 何か大きく感動を受けた人はその感動を他の人にも伝えたいものだ。 2年前、アンコール遺跡で大きく感動を受けたことがある。アンコール・ワット(Angkor Wat)から北東に約15km ...
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バイヨン寺院の浮き彫りにおける微生物の研究

バイヨン寺院の浮き彫りの劣化が進行していることが確認されていますが,その一つの原因は石材の表面に着生している微生物の影響であると考えられます。これまでにも様々な研究が進められてきていますが,今年度もいくつかの微生物学からのアプローチによる石...
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道具寄贈

「自立のための道具の会」より、石彫・木工道具多数を寄贈いただきました。自立のための道具の会は日本国内で使われなくなったノコギリやカンナなどの道具を整備してスリランカなどのアジア各国に贈り、それらの使い方を指導している団体です。 今回寄贈い...
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バイヨン南経蔵 上部構造の仮組み工事開始

バイヨン南経蔵の修復工事は下部基壇、中部基壇の再構築を完了し、上部基壇と壁体以上の上部構造体の仮組み工事に入りました。 これまでの約一年半の現場作業の中心は基壇の再構築工事で、外装(構造体でもありますが)の砂岩とその背面の構造体であるラテ...
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バイヨン寺院の発掘調査 その2

1月半ばに開始されたバイヨン寺院での発掘調査ですが,早二ヶ月が経ちました。これまでにバイヨン寺院外回廊の南側3カ所で発掘調査を進めています。 最も大きなトレンチは外回廊から寺院周回路までを横断するかなり長いものです。寺院建立とその後の増改...
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バイヨン寺院での海外学生インターン

2月3日から3月3日までの一ヶ月間,韓国ソウルのSoongsil大学の建築学科学部生4名が,バイヨン寺院の研究を課題としてJASAプロジェクトにて研修を行いました。海外の学生に対するインターンシップとしては始めての試みでしたが,参加した学生...
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バイヨン寺院南の発掘調査(1)

日本国政府アンコール遺跡救済チームは、1月12日よりバイヨン寺院外回廊の南側で発掘調査を開始しました。 バイヨン寺院では1999年に内回廊の北側に、外回廊を解体し、これを横断する発掘調査を行っています。また、2007年にはバイヨン南経蔵の...
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