日本国政府アンコール遺跡救済チームは、1月12日よりバイヨン寺院外回廊の南側で発掘調査を開始しました。
バイヨン寺院では1999年に内回廊の北側に、外回廊を解体し、これを横断する発掘調査を行っています。また、2007年にはバイヨン南経蔵の周囲でも発掘調査を行いました。今回の調査はそれらの継続研究にあたります。
バイヨン寺院の建設工事における掘り込み地業や回廊周囲の土中に埋設されている遺構について、寺院北側との比較を通じて検討することが一つの目的です。
調査の開始にあたり、南経蔵と同一の基準線を外回廊の外側に引き出すための測量、基準点の設置、調査前記録、発掘予定地区の草刈りなどを行いました。
明日から、本格的な発掘調査を開始する予定です。(一)
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バイヨン寺院の遺跡保存と発掘調査は地道な作業であることがよくわかります。時点時点でご報告ください。楽しみにしています。