2006年より2010年にかけて進められてきたバイヨン寺院浮き彫りの保存方法の研究の報告書が4月にまとめられました。
報告の内容は以下の通りです。
『アンコール遺跡・バイヨン寺院浮き彫りの保存方法の研究』
科学研究費基盤研究(A)(研究代表者:沢田正昭、国士舘大学21世紀アジア学部教授)
「はじめに」 沢田正昭
「アンコール遺跡の建築と美術 -バイヨンのバス・レリーフから考える」 中川武
「石材劣化機構の研究 バイヨン内回廊における含水率測定および表面吸水量測定-レリーフの保存に向けて」 内田悦生 他
「着生微生物に関する研究」 片山葉子
「三次元計測・スペクトル情報の研究」 池内克史
「バイヨン寺院浮き彫りの保存修復に関する実験的研究」 松井敏也 他
「保存修復材料のケースヒストリー」 井上才八
「古写真資料に見るアンコール遺跡群の保存履歴」 下田一太
「古写真から見たバイヨン寺院における修復の実態」 朴トンヒ 他
「バイヨン寺院内回廊屋根の保存における課題」 千葉麻由子
「おわりに」 沢田正昭
報告書をご希望の方は部数が限られていますが、ご連絡頂ければ送料を負担いただいた上でお送り致します。(一)
コメント