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バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その6

オリジナルの本尊仏の再安置は何よりも望ましいが、やはり現実的には厳しい問題が多発することが予想される。次善の策として、オリジナルの本尊仏は、現テラスに保持したまま解体を伴わない修復処置だけを行い、バイヨン寺院の中央には、このレプリカを設置す...
バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その5

バイヨン寺院の本尊仏、通常のクメールの石仏と比べてかなり大きなものである。 全高4.7m、下部1mの台座は切石を積み上げて構成されているが、その上のとぐろを巻くナーガの全体と座仏像の全ては砂岩一材よりなっている。 彫像は全体で約15トン...
参加者の方から

大学生:夏のスタディツアー その1

JSTでは、一般のお客様へのオリジナルツアーづくりの他、夏休みや春休みを利用してスタディーツアーで渡航してくる大学生の皆さんを遺跡や村に案内しています。 今回は、この夏にJSTがご案内したスタディツアーの様子や寄せられた感想をご紹介します...
むらライフ

クラウ村の危機!?その2

雨で道が崩れた、という噂のクラウ村。 今日はその道の状況を実際に見に行ってきました。 クラウ村はアンコール・トムという古代都市の北側に東西に長く伸びている村です。(詳しくはJSTHPを!)この村の真ん中を貫くように走るのが、JSTのチア代...
むらライフ

クラウ村の危機?!

今月初め、フィリピンを襲った大きな台風の余波が、カンボジアにも訪れました。 カンボジアは、台風、地震などの「天災」と呼ばれるものが少ない幸せな国です。(落雷は多いですが。そして、雨期のスコールはいつでも日本の小さな台風のようですが・・・) ...
子どもたちのための遺跡修復講座

第3回 クラウ村遺跡修復講座~考古学編~

かなり情報にタイムラグが出てしまいましたが・・・ アンコールクラウ村遺跡修復講座、第三回は、JASA考古班エキスパートのコー・ベットさんによる『考古学講座』を実施しました。(開催日:6月27日) この日の授業は考古学。コミュニティセンタ...
バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その4

中央塔の地下から発見された本尊仏は,果たしてどんな運命を辿り,今に至ったのであろうか? まず,もう少し正確に本尊仏が発見された時のことを当時の作業記録をもとに確認しよう。 トルーヴェは1933年8月に発掘調査を開始した。そして,床面からの...
Uncategorized

JSTスタッフに新しい仲間が加わりました。

JSTに新しい仲間として2名のカンボジア人スタッフが加わりました! 現在JSTが運営を担当している「バイヨン・インフォメーション・センター」。その専属スタッフとして、2009年7月に2名のカンボジア人女性を採用し、スタッフトレーニングを行っ...
バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その3

前回紹介したバイヨン寺院,本尊仏発見の物語が,細部においてまったくのフィクションであることは断り書きをするまでもなく,ご了解頂いていることと思うが,もう少し,この時代のバイヨン研究の背景を紹介しておこう。 バイヨン寺院はアンコール遺跡の各...
バイヨン修復現場から

バイヨン寺院 本尊仏の再安置プロジェクト その2

時は今から70年ほど前,1933年のこと,バイヨン寺院の本殿となる中央塔の室内では,縦穴掘りが進められていた。遙か上方の塔頂部の崩落箇所から一筋の白い光が差し込む他は薄暗く,そして風もほとんど通らない陰湿な部屋の中でのこと。   まだ30代...
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