大学生:夏のスタディツアー その1

JSTでは、一般のお客様へのオリジナルツアーづくりの他、夏休みや春休みを利用してスタディーツアーで渡航してくる大学生の皆さんを遺跡や村に案内しています。

 

今回は、この夏にJSTがご案内したスタディツアーの様子や寄せられた感想をご紹介します。

 

現在、JSTがスタディツアーを受け入れる際の主な魅力は、

・カンボジアの遺跡についてより深く学べること

・アンコール近隣の村を訪れ、暮らしや村の現状について直接体験できること

 

「遺跡」と「村」を軸に、JSTでは参加者の方の興味に沿ってご案内をしていきます。

 

8月23日:関西国際大学スタディツアー

 

昨年から始まったこのスタディツアーではアンコール地域の遺跡見学をJSTが1日コーディネート。

 

午前:バイヨン・インフォメーション・センターにてガイダンス→バイヨン寺院修復現場へ

昼食:アンコール・クラウ村の水上小屋にて、のんびりお弁当&ちょっとお昼寝

午後:アンコール・ワットじっくり見学

 

という行程を、引率の先生と相談し、JSTのツアー事業担当の吉川が作成&ご案内しました。

 

アンコール・ワットでは比較的時間がたっぷりあったので、全員でワットを一回りしてから、30分ほど自由時間を。学生たちがあちこちに散らばっている間に、先生と散乱石材に座って話し込んでいると、自然と学生の皆さんも周囲に集まってきて、即席座談会風に。

 

なぜ、カンボジアに来たのか。こちらで働く決断に迷いはなかったのか。大学2、3年生を中心としたメンバーから、JSTとしてカンボジアで仕事をしていることに対する質問が相次ぎ、徐々に話は将来の進路や仕事へと展開していきました。吉川は一番、学生さんたちに年齢が近いので、いろいろ気になることも多い様子。

 

昼の間に日光で温められたアンコール・ワットの石材の上で、いろいろな話題に飛び火しながら気がつけば1時間ほども話し込んでいました。ワットを後にする頃には、空はうっすらと夕方の気配。

本当はここで終了のはずが、学生の皆さんからの「どーしても、夕日が見たい!」というリクエストを受け、急遽スケジュールを変更して夕日のメッカ、プノン・バケンへ。

 

雨期のため、夕日は姿を現わしてはくれませんでしたが、ほんのり紅色に染まったアンコール・ワットを見下ろしながら、それぞれにカンボジアの思い出に想いを馳せていたようです。

 

この日のツアーに参加し、アンコール・ワットのぽかぽか石の上で語り合ったIさんから、感想メールをいただきました。

 

Iさんより**************

  カンボジアや遺跡が好きな私にとって、このツアーはとても魅力的でした。まず、新設されたセンタ  ーで、寺院についてカンボジアの歴史と共に学ぶ事ができ、また出土品から時代背景を考える楽しさを知ることができました。そして、バイヨンでは修復現場を間近で見て触れることができ、このツアーならではの経験だと思いました。スタッフの方のお話もとてもおもしろく、当時を想像しながら遺跡内を見学でしました。個人の観光では味わえない貴重な体験ができて本当によかったです。ありがとうございました。

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このほかに、一番多かった感想、というか決意表明(?)は「また、絶対カンボジアに来ます!」

 

JSTがご案内したのは1日だけですが、そう言いたくなるほどカンボジアの魅力に触れられるツアーのお手伝いができて、こちらもうれしいです!

 

つづく・・・

 

(ま)

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