プレアヴィヘア州のクメール遺跡調査 二日目

クメールの遺跡たち

5:30 起床

6:30 ゲストハウス発 市場にて朝食など

7:30 チェアム・クサン発

8:15 目的地途中の村にて案内を依頼する(Chhaeh村の村長Chhat氏)

8:45-9:05 Trapeang Thnal Chhouk寺院

9:15 王道跡 もう一つ別の寺院を探すも見つからず

10:10-10:50 Brolay Ampil (Trapeang Ampil)寺院

05.JPG11:15-11:50 So Mab (Ta Ros)寺院

06.JPG12:55-13:00 Pr. Svay Tout (Thnal Svay)寺院

13:30 Don Chroam寺院に向かうも途中悪路に阻まれ断念,引き返す

16:20-17:20 Pr. Khna寺院


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19:30 チェアム・クサン着

二日目の目玉は何と言ってもPr. Khna寺院。チェアム・クサンからの直線距離は28kmしかないものの,ひどい悪路を2時間以上も行く。途中,倒木や川越にて何度か断念しそうになるが,なんとか到達した。しかし,車は傷だらけで,帰路は途中から真っ暗闇を進むことに。

オフロードバイクなら1時間半くらいで訪れることができそうで,もしももう一度行かねばならくなったら,バイクで行きたい。

寺院はKrala Peas村のはずれに位置しており,寺院の周辺には大型の溜池や土手跡が複数残されている。土手は高さ4~5mほどで,航空写真や衛星写真でもいくつかは認知される。

寺院は煉瓦造祠堂と砂岩祠堂とが混在しており,祠堂の形式もヴァラエティーに富んでいる。中央塔にはバンテアイ・スレイ様式のデヴァター像が彫刻されている一方で,プレア・コー様式の経蔵やリンテルがあったりと,長期にわたり増改築がほどこされたようにも見える。ただし,アンコール遺跡から遠く離れたこの地にあって,中央の様式編年は必ずしも有効であるか疑わしく,地方色の濃い独特の様式であったと考えることもできるだろう。

この寺院からほんの数キロ南方には別に二つの遺跡があることが分かっていたが,残念ながら時間切れで訪れることができなかった。

しかし,この日はひどく暑かった。4名で25リットルの水がなくなったので,一人6リットルを飲んだことになる。。。(一)

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