昨2008年、クレーン会社である「タダノ」よりカンボジアのアンコール遺跡群の修復事業を進める日本チームに、同社製のラフテレーン16tクレーン、カーゴトラックそして高所作業車の三台が寄贈されました。
過去にも「モアイ像」の修復や「高松塚古墳」の解体工事にクレーンを提供されてきた会社です。
今後、奈良文化財研究所により、修復工事の開始が計画されているアンコールトム内の「西トップ寺院」で活躍する予定ですが、2月24日から25日にかけて16tクレーンの操作講習が奈良文化財研究所シェムリアップ事務所にて行われました。オペレーターの育成も同社からの機材支援の一環となるバックアップとして実施されたものです。
これまで日本国政府修復チームで、25tクレーンの操縦を担ってきたカンボジア人オペレーターのうち2名が参加しましたが、電子制御のオペレーションにやや戸惑いながらも、美しいボディーにコンパクトで高性能のクレーンの操縦に取り組みました。(一)
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