2011年11月より日本国政府アンコール遺跡救済チームは第四次フェーズを開始しました。
2006年に第三フェーズが開始された際に,事業の英語名称はJSA (Japanese Government Team for Safeguarding Angkor)からJASA(Japan APSARA Safeguarding Angkor)に変更され、日本-カンボジアの共同事業であることが協調されることとなりましたが,第四次フェーズではこれまでにもましてカンボジア側の事業への参画を促し,将来的にカンボジアによる自立的な事業の体制へとより軸足を移していくことを目的として,カンボジア政府から一定額の年間事業費を拠出する方向で,日本国政府,カンボジア政府,ユネスコ間での調整が進められていました。
この度,カンボジア政府からの合意が得られ,正式に第四次フェーズ開始の調印式がプノンペンで執り行われました。2016年10月までの5年間の事業では、引き続きアンコール・トム、バイヨン寺院の修復工事に取り組まれます。(一)
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