こんにちは!
今回は前回に引き続き、仙台二華高校の生徒のみなさんが行った、
アンコールクラウ村での水質調査の様子と、
バイヨン中学校で行った先生と生徒に対するアンケート調査についてお伝えします。
まずは調査の前に腹ごしらえということで、
ホームステイをさせてもらったお家で朝ごはんを頂きました。
メニューはカンボジアの朝ごはんの定番であるボボーという名のお粥、
干し魚を油で素揚げしたもの、そして卵焼きです。
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お粥自体に味はついていないのですがお米の味がしっかりしていて
おかずと食べると抜群においしかったです。
高校生たちも覚えたてのクメール語でチガニュ!!!!!(おいしい)と言って
あっという間に完食していました。
お世話になったお家の方にお礼を言ってから2グループに別れて調査を開始しました。
私が同行したグループはまずバイヨン中学校へ向かいました。
バイヨン中学校では先生と生徒に対してアンケート調査を行いました。
いくつかの質問の内、私が聞いていて心に残った質問を一つ紹介します。
先生に、生徒たちには将来的にどのようになってほしいか?という質問をしたとき、
先生からは、
「とりあえず今はこの中学校を辞めずに卒業してほしい。」
という返答が返ってきました。
この返答から汲み取れたのは、生徒たちの将来のことを考えることも大切ですが、
今は現在通っているこのバイヨン中学校での学びを大切にしてしっかり卒業してほしい。
というような気持ちでした。
家庭の経済状況の理由でドロップアウトしてしまう生徒もいるため、
生徒を無事に卒業させることが先生にとって大きな目標であり、
責務のようなものなのだなと感じることとなった質問でした。
バイヨン中学校に通う生徒たちは本当に学ぶことを楽しんでいる
というのが授業を受けている様子からも伝わってきます。
だからこそ、この中学校でもっと多くの学びを得て、
しっかり卒業してほしいと感じる気持ちには強く共感しました。
次は生徒たちへの質問でした。
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18項目に及ぶ質問表を用いて生徒たちに答えを書いてもらっていました。
質問の内容は、どのような教科が得意か?
将来はどのような職業に就きたいか?家族の識字状況はどうか?など、様々でした。
将来の夢の問いについて多くの生徒が書いた答えは
英語の先生、医者でした。
英語の授業にはバイヨン中学校は気合いを入れているようなので
こういった結果が現れたのかなと思います。
午後からはバイヨン中学校の生徒3名の家を訪問させてもらいました。
まずは生徒の家の水質調査。
今回の目的は、高校生が実施する水質調査だけではなく、
生徒たちに自分の家で普段使っている井戸水の水質をこれから定期的に計ってもらい、
来年の夏に再び仙台二華高校のみなさんが来られたときに報告してもらうようにすること。
このように生徒たちは調査の方法を真剣に高校生たちから教えてもらっていました。
生徒たちに定期的に調査をしてもらうことによって
季節により井戸水の水質がどのように変化するのか確認することが
この調査の目的だそうです。
来年の夏にどのような結果が現れているかが気になります。
今回の活動ではバイヨン中学校の生徒たちの新たな側面を知ることができたように思います。
また、生徒たちにとっても高校生との関わりは新鮮で良い機会だったのではないかと思います。
バイヨン中学校の生徒にとっても、日本の高校生にとっても
これからこのような機会が増えていくと良いなと感じました。
次回は活動3日目に行ったトンレサップ湖での調査の様子などについて
紹介します。是非ご覧ください!
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