10月4日(月)
前回のブログでご紹介したように、NPOオアシスの渡辺さんがアンコールクラウ小学校の3年生と5年生を対象に環境ワークショップを行っている間、
別の教室では、先生を対象に、算数の図形の授業が行われていました。
講師はNPOオアシスの足立先生。
長年、愛知県の小学校や中学校で教鞭をとられ、教頭や校長を勤められた後、現在は、愛知教育大学で教育概論の講師をされています。
今日の算数の授業には、アンコールクラウ小学校の先生14名のうち、9名が参加しました。
クラウ小学校の校長先生(手前)も参加されています。
そして、通訳はJSTスタッフのタウリー。
内容は、角度の求め方、分度器を使って角度を等しく分ける方法など・・・・。
図形問題の基本中の基本ばかりでしたが、講義を聞き、問題を解く先生方の表情をみると、カンボジアの先生にとってはちょっと手ごわい問題のようです。
実は、この日、アンコールクラウ小学校へ到着するまでの道中、通訳として同行したJSTカンボジア人スタッフ2人に、「三角形の内角の和」と「四角形の内角の和」はそれぞれいくつになるか質問したところ、直ちに答えられなかったので、驚いたばかりでした。
答えを言うと、「学校で習ったことがありますが、忘れていました。」とのこと。
カンボジアの小学校の教育レベルからすると、今回の足立先生がされたような講義は、とても貴重で、有意義なものだということがわかります。
足立先生には、教師用の大きな分度器やコンパス、三角定規などを寄付していただきました。
生徒用の文房具などもたくさんいただきました。
NPOオアシスの皆さん、ありがとうございました!
(よ)
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