タイでは、50年に1度と言われる浸水被害が深刻化し、カンボジアにいる私たちも、毎日、心配してニュースをみていますが、カンボジアでも、今年の降雨量は例年になく多く、全土で甚大な被害を被っています。
そのため、フンセン首相は、来月行われる予定の水祭り(=毎年恒例のボートレース大会)を中止する旨を発表しました。
シェムリアップ市内でも、町の中心部、特にオールドマーケットより下流は、シェムリアップ川による増水被害が例年になく大きく、また、アンコール・トムの北にあるアンコールクラウ村でも、9月には道路が寸断され、孤立したため、政府から救援物資と食糧が届けられたほどでした。
とはいえ、シェムリアップ市内の私たちのオフィスがあるあたりは、豪雨による影響はほとんどなく、いつもどおり生活をしています。
最近ではほとんど雨も降らなくなり、そろそろ雨期明けか・・・と思うようなからりとした青空と乾期を思わせる日差しも照りはじめました。
そこで、アンコールクラウ村の村人とともに、雨水で寸断された道の補修を行うことになりました。
アンコールクラウ村コミュニティセンターから、モイモイ農園水上テラスへ行く道は、何か所もこのような状態になっています。
土嚢を積んで、かろうじて道が残っているところもありますが、
来年の雨期に備えるためにも、このような場所には、土管を埋める必要があります。
土管を埋めて、北から南、高いところから低いところへ流れようとする水が通るトンネルをつくるのです。
アンコールクラウ小学校の校門前も、土がえぐられ、子供たちが学校へ入れない状況となっていましたので、このように土管を埋め、学校前の道路を整備しました。
ところで、土管代などの費用ですが、
アンコールクラウ小学校の場合は、先日、愛知県のローターアクト(国際ロータリー第2760地区ローターアクト)の方々が集めてくださった募金の一部を使用させていただきました。
また、アンコールクラウ村内の他の地域での道路補修費は、JST農村体験ツアー参加費に含まれている、農村整備代から賄われました。
ご寄附くださった皆さん、そしてJSTツアーに参加してくださった皆さん、この場を借りてお礼申し上げます。
(よ)
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