関西学院高校スタディツアー~遺跡修復を通した国際協力視察~

スタディツアー受け入れ日記
【5日目】
この日のテーマは「遺跡修復を通した人材育成支援」。
国際協力の現場を視察してもらいました。
まずは、バイヨン・インフォメーションセンターで、スタッフからバイヨン寺院の歴史や宗教に関する概要を聞き、そのあとユネスコスタッフによるガイダンス(「ユネスコのカンボジアでの役割について」)がありました。
遺跡修復に関することを専門家等から聞けることは、日本でいたらあまり無いことだと思うので、各々貴重な体験ができたと思います。
その後、実際の修復現場へ。
バイヨン寺院にて、日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)の現場を視察しました。
昼食は、アンコールクラウ村にあるモイモイ農園です。
食後は、小船に乗って対岸のパノラマテラスへ行く子も。
「揺れる揺れる~!」と最初はすごい怖がっていた生徒さんも、帰ってくるときはすっかり舟に慣れていて、高校生の順応力には驚きました。
それぞれゆっくりとお昼休憩をされていました。
午後からは、奈良文化財研究所の修復現場西トップと、上智大学チームの市内オフィスに訪問し、
遺跡修復を通じた国際協力を見てきました。
西トップには、修復チームの活動内容を聞いたり、謎の絵が彫られた石があるのですが、それが何なのかみんなで考えたりしてきました。
その絵の予想としては、エアロビ、稲作、何かを持っている、落書き・・・など沢山出てきました。答えが何なのかいつか分かるといいですね。もしかするとこの中に正解が!?

上智大学チームの方からは、国際協力をメインにした話しを聞きましたが、
途上国で活動するうえでの苦労したことや起きた問題な
ども聞けたことは、
生徒さんにとって何か将来を考えるヒントだったりカンボジアでの学びにもつながったかと思います。
この日は、カンボジアだからこその国際協力を見ることができたと思います。
日本ではあまり耳にしない言葉”遺跡修復”ですが、今回のスタディツアーでは現場の人から話を聞いたり、実際の修復作業を見て見たり、多くの経験をしていると思います。このことが少しでも将来を考えるきっかけになっていたら幸いです。
徐々にカンボジアの生活に慣れてきた頃。
また明日皆さんの元気な笑顔が見れるのを楽しみにしています!
坂上

コメント

タイトルとURLをコピーしました