今回のブログでは、仙台二華高校さんのツアー内で行われた、
発酵食品の調理体験について、ご紹介させていただきます!
今回作る、発酵食品はプオーとマムです。
プオーは、トレイプラーと呼ばれる大魚を、
マムは、コンプリエンと呼ばれる小魚を使用します。
では調理方法をご紹介♪
まず、プオーに使用するトレイプラーという魚は、大変油が多いのですが、
油は発酵の際に悪影響を与えてしまうので、
さばいた後は、しっかり水洗いして油を落とします。
次に、塩をもみこみ、1晩おいて水分をとり、
おかゆを入れます。
おかゆを入れることで、早く酸っぱくなります。
次に砂糖、炒ったお米を入れます。
マムの方も、同じようにまず、コンプリエンをさばいて身を切り抜き
後は、プオーを作るときと同じ工程で、調理していくのですが、
プオーとの相違点は、おかゆを入れないことです。
高校生たちも、コンプリエンをさばかせてもらいました!
小さい魚に大きな包丁を使うため、なかなか大変。
でも、上手く切れるとなかなかの快感です♪
さて、このようにして発酵食品は作られるのですが、
次にできた発酵食品を使って、家の方が料理を作ってくれました!
今回の献立は、
プオーを使った
・スザオ・プオー
・プオー・ヂアン
マムを使った
・コー・マム
・プリアマム
です。
まず、スザオ・プオーですが
これは、プオーのスープという意味です。
プオーの他に、
トロライと呼ばれる瓜の一種、ムリャプラウと呼ばれる香草、ねぎ等を入れます。
プオー自体に塩分が多く含まれているため、
スープにさらに塩を加える必要はありません!
出来上がりはこんな感じ♪
次に、プオー・ヂアン。
これは、焼いたプオーという意味です。
名前の通り、まずプオーを焼きます。
焼いたプオーにかけるソースは、
唐辛子・にんにくを油でいため、そこに水・砂糖を加えたもの。
ソースを絡めながら炒めていきます。
出来上がりはこんな感じ♪
さて、次はコー・マムです
まず、青パパイヤとマムを炒めます。
パパイヤと共に炒めることで、マムの発酵の酸っぱさを和らげる効果があります。
次に、豚肉を入れてさらに炒め、
さらに卵を入れ、最後にライムを加えて、酸っぱさを調整して完成です。
出来上がりはこんな感じ♪
最後の1品は、プリア・マムと呼ばれる料理です。
マムに、青マンゴー、ライム、レモングラス、赤いにんにくを加えて混ぜたものです。
ゆでた豚肉と共に頂きます。
できあがりはこんな感じ♪
生野菜と一緒に食べると、なおおいしいです!
さて、食卓にすべての料理を並べると、
こんなに豪華なランチになります!
発酵食品のフルコースです、とても贅沢!
日本にもお味噌や醤油、納豆といった伝統的な発酵食品がありますよね。
元々食品を発酵する調理法は、
カンボジアを含む東南アジアの方から伝わったそうです、
カンボジアの発酵食品からは、古来、親しまれてきた味の長い歴史と、
カンボジア人の誇りを感じ取ることができます!
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