関西学院高校スタディツアー~違った視点から見たカンボジア~

スタディツアー受け入れ日記

こんにちは!

先週の15日から関西学院高校の生徒さん12名がカンボジアにスタディツアーで訪問されています。
今回は、6日目、7日目の活動をご報告します!
【6日目】
この日のテーマは「漁村自立支援」です。これまでは遺跡現場を通じての国際協力を見てきましたが、この日はまた違った環境の国際協力を視察してきました。
午前中は、カンボジア最大の湖、トンレサップ湖へ。
船に乗ると同時に小さい子たちの肩たたきサービスもスタート。
高校生の肩を叩き、叩き終わると「1ダラー」とお金を要求してきます。
カンボジアでは、このように観光地で多くの子どもたちが土産品やジュースを売ったりダンスをして見せたりしてお金を稼いでいる姿をよく見かけます。
全員が全員そうではないと思いますがお金が無いことや親のお手伝いをしなければならないことが要因で学校に行けない子たちが多くいます。
こういう面にも高校生の皆さんは実際にカンボジアに訪れて感じ、学ばれたことと思います。
「トンレサップ湖に来てよかった」という声が聞けて良かったです。
水上生活は日本では見ることのできない景色なのでその分インパクトも大きく、高校生の間にこういう生活を送っている人を目で確かめることができたことはとてもいい経験になったのではないでしょうか。
わにやなまずの養殖場も見てきました。
そのあとは、日本ユネスコ協会が支援する寺子屋へ。
この寺子屋では、子どもたちにクメール語や英語の授業をしており教室の隣には図書館もあります。ここでは、ホテイアオイを使ってコースター作りができます!
カンボジアのホテイアオイはとても長く、かつ太くてしっかりしています。
いざ私たちもコースター作りに挑戦!
教えてくれた現地の女性たちは、パパッと手際よくやってくれて見せたのですが、実際に編み込もうとすると、編む順番が分からなくなり案外難しいんです。
ですが、高校生の皆さん、飲み込みが早い!本当に驚きました!
私が3,4回編んで満足して周りを見渡すともう1周編んでいる子もいて。。。
素晴らしく器用な生徒さん。見習わなければ。
各々きれいなコースターを作り上げていました!教えてくれたお姉さんも「サアート」(綺麗、可愛い)と褒めてくれました。
昼食を済ませた後に向かった先は、タ・プロ―ム寺院。
アンコールワットやバイヨン寺院とは一味違っているので、また新たにカンボジアにある他の寺院に興味を持った人もいるのではないでしょうか。
「これこそ遺跡と自然の共存だ」と言われる生徒さんも。一方、木の重みに負けて遺跡の一部が傾いている部分などもあり、そういう所を見ると、遺跡保護活動の大切さを感じます。
これからも遺跡を中心とした観光業が盛んなカンボジアの発展を考える時、5日目に学んだ遺跡修復活動の理解は文化理解にも繋がり、重要なことだと思います。
こうして1日が終わりました。
明日が最終日です。思いっきり満喫して帰ってもらいたい!
【7日目】
今日が最終日。
午前中はNPO法人かものはしの活動視察。
午後は、市内散策とお買い物。
市内のNPO法人かものはしオフィスにて活動の概要を聞きました。
子どもの売春問題を取り扱っているかものはしさんの活動のお話は、また違った視点からカンボジアを見るきっかけになったはずです。
売られてしまう子どもの存在を知ること、ビジネスを通した女性支援があることを知ることも、全て自分の将来を考えるヒントになったのではないでしょうか。
お話を聞いた後は、村のコミュニティーファクトリーへ移動し、商品の製作過程を視察してきました。

草織りも体験されていましたが、結構難しそうです。
見るのとやってみるのとでは全く違うんですよね。
簡単そうに見えて難しかったり。その逆もまた然り。
30分ほど自由時間があり、買い物を楽しんでいました!

午後からは、市内へ戻り、お土産等の買い物です!
ラッキーモールではココナッツクッキーやカンボジア伝統菓子ノムトムムーンなどを沢山買っていました。
それからオールドマーケットへ行き1時間30分くらいお買い物!
どれだけ値切ることができました!とか、逆に値切り失敗しました!など、帰りのバスでは、市場での体験の話題で大いに盛り上がりました。
中でも、「虫料理」のインパクトは大きかったようで、ほぼ全員虫を食べていました。
口に入れるまでは無理無理
!という反応をしていたのですが、(私もそうでした)
食べてみると「美味しい!」。
今回のツアーの中でカンボジア料理を食べる機会が多くありました。
口に会う人、そうでない人いましたが、食文化を楽しんでくれたことと思います。
最後には、「カンボジアにもう一度来たい」という声が聞けて良かったです。
是非カンボジアに来てください。
今回のスタディツアーは、とても内容が濃く、あっという間に過ぎていきました。
ここで学んだことを今はまだ整理できていないかもしれませんが、日本に帰って、自分の中に感じたこと、考えたこと、学んだことを落とし込み、将来へとつなげていってほしいと思います。
また、途上国に対して自分は何ができるか、どのような協力が求められているのかを考えたいと来た時に話してくれた生徒さんも多くいましたが、自分なりの答えやヒントを見つけられたのではないでしょうか。
1週間という短い間でしたが、私も皆さんと一緒に活動して、充実した1週間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
3月に関西学院高校で報告会があるようなので、素晴らしい報告を聞けることを楽しみにしています!
坂上

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