BUKAS来訪!その3

スタディツアー受け入れ日記

そしてそして活動3日目。

この日は朝からトンレサップ湖にある日本ユネスコ協会が建てた建物に見学に行って参りました。
 
現在、この施設では約15〜40歳の方に識字教育をしており、現在は600名が勉強中とのこと。いままでに400人の方がここで字の読み書きが出来るようになったそうです。
 
ただ、なぜこの地域で識字教育が必要とされているのか。
昔は、トンレサップ湖で水上生活をする人々は、水位によって移動生活をしており、また学校は陸地にしかなかったため継続的に学校に通うことが出来ませんでした。
そのためこの地域では、しっかり読み書きの勉強をできなかった子ども達がそのまま歳を取っていき、そのまま大人になってしまうという状況が。
これを解決すべく、識字教育が2006年から行われています。
(ちなみに現在は移動式の小学校の登場で、この問題は解決されているとのこと)
この建物では識字教育の他にホテイアオイを用いて製品を編んでいく職業訓練も行われています。
また製作と同時に、コースタなどの小物から、カバンなど大きい編み物の販売もあります。
 
初めてホテイアオイの編む行程を見学したのですが、編む時には水分を含ませて柔らかい状態で編んでゆきます。断面も海面上になっており、とても軽いです。
 
そしてそして体験の時間。今日はコースターを作っていきます。
 
初体験ながらも、先生の指導のもと少しずつ編み上げていきます。
 
 
小出さんも編み編み。
 
 
出来上がるとこのようなコースターになります。ここまで所要時間1時間。
 
みんな器用なのかほとんど同時に出来上がり、この職業訓練所で作られた製品の買い物を楽しんでいた所、ある女子が一言。
「あれ、小林君がいない。」
「あ、ほんとだ。」
 
先ほどの作業場に戻ると、一人で頑張って作っていました。
 
 
昨日の牛飼いごっこに引き続き、毎日頑張っている小林君。
 
 
「不器用な俺がこんなのできるわけないのに!このコースター壊れるまで使ってやる!」と文句を呟きながら地道に編み続けていました。
この後、BOKASの学生達はチアさんとともにトンレサップ湖に行きました。
BOKASをJSTがご案内するのは今日まで。
シェムリアップを、そしてアンコールクラウを楽しんでくれていたようでよかったです。
啓太

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