JSTの小出です。
先週、東京新橋ロータリークラブと東京レインボーロータリークラブの方々6名が、シェムリアップを来訪されました。
主な目的は、シェムリアップの農村地域の小学校10校に、文房具(全校生徒分)と本棚と絵本を贈るためで、両ロータリークラブでは、この活動を3年間、続けていらっしゃいます。
今年は今まで以上に資金を得ることができたとのことで、なんと10校、3400人分の生徒に文房具と図書を配布することができました!
<今回、文房具と書籍と本棚を配布した10校>
・レァンダイ小学校 249名
・タープロック小学校 255名
・トロペアンスヴァイ小学校 270名
・ワットスラッロムチェイ小学校 117名
・タータラウ小学校 365名
・ボス タータラウ小学校 234名
・スペアン トゥメイ小学校 200名
・サンダン小学校 614名
・ピーク スナン小学校 677名
・サムロン小学校 412名
本棚は、ガラス扉のついたアルミ製です。
カンボジアの小学校の校舎は、風通しがよくつくられているのですが、同時に砂埃もたくさん入ってくるので、本をきれいな状態に保っておくために、扉付きの本棚が重宝されるのです。
また、1校でも多くの小学校に配布したいと、比較的安価なアルミ製の本棚を特注でつくってもらいました。
同時に本も寄付します。
物語、伝記、野菜作りなどの実用本など、最近は、カンボジア語で書かれた子供向けの本もたくさん出版されています。
ノートとボールペンは、ロータリークラブの皆さんが、1本1本、生徒に配っていきました。
ものをいただくとき、カンボジアの子どもたちは、手を胸の前で合わせて「オークン!(ありがとう)」とちょこんと頭を下げます。
うれしそうな笑顔を見ると、私たちも心が和みます。
配り終えたところで、全校生徒で記念撮影を行いました。
今回、配布したのは、アンコールクラウ村よりさらに先の、外国人がほとんど行くことのない村の小学校もたくさん含まれていました。
こういった学校の子供たちが、義務教育(小学校、中学校)を普通に受けられるようになるのはいつになるのでしょうか・・・・・。
教える先生方の苦労も並大抵のものではないようです。
けれども、このように、支援者が時々学校を訪問してくださることは、先生方にとっては、孤立感と無力感から解放される貴重な時間で、大きな励みになっているとのこと。
ロータリークラブの皆さん、ありがとうございました!
(よ)
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