10月10日
関西学院大学の伊藤です。
今週は、愛知県より支援団体の一つオアシスさんがSiem Reapに滞在してくださって実に様々な支援活動を実施、見学しに来てくださっています。
今日はその一つの活動として、JSTオフィスやMoiMoi caféから程近い教員養成校にて「体育の授業を教えるための授業」をして下さいました。
オアシスの皆さんは教職員だった方が多く、授業を見学させていただいたのですが、中学生の頃を思い出しました。内容は、集団行動の基本で整列や回れ右、ラジオ体操や竹を使った遊びなどを教えて下さいました。
気になったのは、女の子はもちろん男の子も足にあまり筋肉が付いていないことです。日本だと、固そうなふくらはぎをしている高校生は当たり前のようですが、ここでは皆細いすっきりした足をしています。どうやらタンパク質もあまり摂れていないからだそうです。
また、スキップのできない人の多さに驚きました。30人程の生徒の中でかろうじてできたかなと思う人は3人くらいでした。よくバイクに落ちそうになりながら乗っていたり、ターザンしている小さい子たちを見ていたのですが、身体の能力が高いのか低いのかよく分かりません。
でも、体育の授業がそもそもなかったので生まれてから運動をしたことがない子もいるとか…
ありがちな言葉でしか表現できないのがもどかしいですが、本当に日本の当たり前の環境はこちらではほとんど叶わないのが現状だと感じます。
そして、バイヨン中学校でも教員が不足しているので、教員養成校から優秀な先生方が早く卒業して欲しいと切に感じました。
次回もお楽しみに。
コメント