JSTにてインターンをさせて頂いております関西学院大学の伊藤です。
10月8日(火)朝起きて、窓を開けると、、、
(玄関です。)
こちらは雨季が終わりに近づいているのですが、この時期が一番激しく雨が降るらしいです。
毎日どこかで浸水している所に出くわすので、もし、日本と同じ基準の洪水警報があれば、ずっと解除されないだろうなと思います。
そんな今日もSiem Reapの皆は、いつもどおり出勤します。
恐らく、同じ写真を出しても、日本だったら「Siem Reapでは床上浸水被害が拡大しております。その被害総額はー」みたいなことがニュースになるのでしょう。私の感覚からしても、さすがに誰か流されているんじゃないかと思う規模での浸水だったのですが…
当事者の皆様は、年に一度の大洪水をむしろ楽しんでいます。
皆で網で魚を取ったり、泳いだり…
まだまだ日本人の私には、この赤く濁った水で泳いで大丈夫なのかと心配です。
(この写真はまだ綺麗ですね。)
そして、新しく開校するBayon junior high schoolに訪問しました。校舎はほとんど完成です。
私はここでの仕事は、建築ブームで家を建てるために借金をしている家族の家計状況を把握するための調査です。
そこで一番の衝撃は、「5人家族で1ヶ月30ドルで生活している」家が存在している事実でした。
1日1.25ドル以下で生活しなければならない人たちを最貧困状態として、早急に解決しなければならない問題だとして、学校で教わってきた私にとっては、それを遥かに下回る水準での生活者を目の前にしていることが信じられませんでした。
更に、驚くべきことは、そんな彼らの生活は余裕さえないが、十分生活していける環境だということでした。私は信じられなかったので、どうやって生活するのかいくつも質問しました。どうやら、多くの食べ物は川で魚を獲り、森で薪を集めるなどして、自給自足をしているとのこと。でも、お米は月に50kgも買っているとか。
なんだかまだ信じられませんが、少なくともその家計状況を語る彼からは貧しさやその辛さは感じられませんでした。
なんだか自分がとてもネガティブに思えたと同時に、
早くここの人たちみたいなポジティブ思考になりたいなぁとも思いました。
また次回もお楽しみに!
コメントもいただけると、嬉しいです。
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