ツアー企画の道のり:その2

インターン日記(伊藤)



新年明けましておめでとうございます。

関西学院大学よりJSTにてインターンさせて頂いております伊藤です。

 

 

当たり前かもしれませんが「お金を頂けるものを作る」というのは難しいです。

私は現在JSTが教育、人材育成支援をしているクラウ村へ案内するツアーを企画しています。1224日と30日に計画している2つのコースのパイロットツアーを実施しました。

 

2回のツアーを通して沢山の貴重なご意見を頂けました。

準備の段階でもできるだけお客さんが楽しめるようにと企画していたのですが、やはりまだまだ改善点がいっぱいです。

 

自分も感じていた点もあれば、私は改善すべきと思っていた所が案外お客さんには喜ばれていたりすることもあり、やはり体験者の声を聞くことは重要だなと思いました。

 

例えば、村には本当に沢山の種類の植物があり村の人達の生活を支えています。「ここにも、ここにも」と食べられる植物を紹介していたら、少し多すぎたようです。今後は、お客さんに話して喜んでもらえた植物に厳選して紹介しようと思っていま

す。
また、ヤシの葉っぱで絵を入れる筒を作る体験を組み込んでいたのですが、それは予想以上に難しいコンテンツとなりました。カンボジアではよくヤシの葉で作られた入れ物を見るのですが、見かけ以上に作るのは大変です。お客さんも簡単そうに見えて、なかなか上手くいかずに手こずってしまっていました。

私はもっとここでの時間を短くできないかなと思っていましたが、お客さんはそこでの体験は難しくてもとても好印象だったようで、時間は短くしないでほしいと言われました。

また、教えてくれる女の人たちの名前を教えてくれる

と嬉しいなど、全く思いつかなかったアイデアも頂けました。

 

嬉しかったことは、10月にも実施していたパイロットツアーで出ていた問題点が改善できたことです。やまなみグループの皆さんに参加して頂いたツアーで一番問題になっていた牛車の乗り心地に関してです。

牛車に乗って村を移動するのですが、その荷台はもともとは人が乗るためのものではありません。なので、硬い木の上に座り、雨季でボコボコになっていた道を行ってしまったので、お尻を痛めてしまう人が続出してしまいました。

今回のツアーまでに、椅子を乗せようとか、クッションを導入しようなどと意見が出ていたのですが、同時にどこまで元々の牛車の形を残せるかなども検討されていました。

最終的には、御座の下に藁を大量に挟むことにしました。恐る恐るお客さんに乗り心地を聞いた所お尻が痛くなる人はいませんでした。

 

一つ一つ問題点を解決していくのですが、今まで自分が提供するものに対価を頂くことを経験していなかったので、このプロセスは楽しくもプレッシャーです。このツアーで「お金を頂くに値する価値を提供できているのか。」と、考えると改善点は尽きません。

 

この2回に参加してくださった皆さんは、以前よりJSTのことをよくご存知の方が多く、至らない点も多めに見てくださる方が多かったと思います。

頂いたご意見に次回はちゃんと応えられるように、早く売り出せるツアーを完成させたいです。

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