10月。カンボジアの小学校の新学期が始まりました!
今年も富山ライオンズクラブからたくさんの新品ランドセルをいただきましたので、さっそく、アンコールクラウ小学校の1、2年生に配ってきました。
新学期が始まったばかりで、まだ生徒数は確定していないとのことでしたが、とりあえずの1、2年生の生徒数は約240名とのこと。
先生方にも手伝っていただき、生徒ひとりひとりに新品ランドセルを手渡していきました。
一人一人に「しっかり勉強するんだぞ。」と声をかけ、
握手をしたり、指きりげんまんをしたり、一緒に写真を撮ったりしながら、ランドセルを渡すJST代表のチア。
もらう生徒の方は、「オークン(ありがとう!)」と手を合わせてお礼を言います。
この日は、愛知県からいらした、村瀬翼さんも飛び入り参加で手伝ってくださいました。
(彼は、セントレア空港のANAカウンターで仕事をされているようですので、名古屋方面の方、空港で見かけたら、声をかけてみてくださいね!)
生徒が240人もいて、皆が、「ランドセル欲しい欲しい」という思いで少しずつ前へ前へ進んでくるので、現場は少し混乱気味。
途中、昨年、2年生のときにランドセルをもらっているはずの子たちが、留年して今年も2年生をやっているので当然のように並んでいることがわかって、一度渡したランドセルを戻してもらったり、
「友達の分をください」と並んでいる子がいたり、
はたまた親が出てきて、「うちの子に渡して」と、自分の子供の背中を押して前に並ばせたり。
また、数年前に1年生を途中退学した子も何人か、ランドセル欲しさに、久しぶりに学校にやって来て、1年生の列に並んでいたり・・・・。
年齢を聞いたら、10歳だったり13歳だったりでしたが、そのような子には、チアがしっかりと、「これから学校に通ってちゃんと勉強するんだよ」と、指きりげんまんで約束をして、ランドセルを渡していました。
ランドセルは、段ボール箱に5つずつ入れられています。
そこから出して、個別の箱とビニール袋から取り出し、厚紙2枚を取り除いて、肩ひもの金具を嵌めて・・・・という作業を、ひとつひとつのランドセルに対して行う上、まだもらっていない子供たちがじわじわと押し寄ってくるため、渡している側は汗だくになって、割と涼しい日だったのに、ちょっとした重労働のようでした。
ランドセルが入っている個別の箱も、カンボジアの田舎ではお目にかかれないようなかわいい絵が描かれているので、すぐ後ろでは、箱が欲しいと別の学年の生徒までやってくるわで、次第に収拾がつかなくなっていきます。ランドセルがすっぽり入っていたビニール袋でさえ、欲しい、欲しいと手がのびてくるのです。
なんとか、240人分、配り終え、校庭を見渡すと、
ランドセルについているキャラクター入りの厚紙も、即座に子供たちに愛用されていました!制服も真っ白で、まさに「ピッカピッカの1年生!」ですね。
最後に、皆で、「ありがとうございました!」、「毎日、しっかり勉強します!」
子供たちのうれしい思いが、日本の皆さんにも届きますように・・・・。
ランドセルを背負って教室に戻っていく生徒たち。まるで水牛の群が大移動しているような壮観さ!
日本の学校のようにロッカーがないので、とりあえず机の上にランドセルを置いています。通常2人掛けの机に4人座っているので、どの机にも4個のランドセルが置かれ、ランドセルに埋もれてしまっている子も。
日本製の立派なランドセルは、子供たちの宝物になっています。富山ライオンズクラブの皆さん、ありがとうございました!
(よ)
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