去る2月27日、東京新橋ロータリークラブと東京レインボーロータリークラブの皆様から寄贈された本棚や絵本、文具などを、シェムリアップ郊外の小学校5校の生徒たち約1800人に配布しました。
前日の晩にシェムリアップに到着された、東京新橋ロータリークラブの藤原会長ご夫妻、東京レインボーロータリークラブの渡辺会長御夫妻もご一緒です。
カンボジアの小学校では、国から支給される学校予算(維持経営費)が、生徒一人当たり1.75ドルと少額で、子供向けの絵本や本などを買う余裕はほとんどありません。
また、農村地域では、毎日の生活で精いっぱいで、子供が学校で使うノートやボールペンを買うことができない家庭もあります。それが理由で、小学校1年生でやめてしまう子供も多くいるのです。
そこで、一昨年から、2つのロータリークラブのご支援で、扉付きの本棚(教室には砂ぼこりが入ってくるので、扉は必須)と最近出版されたクメール語の絵本を学校に寄贈し、生徒一人一人には、ノートとボールペンを配布するというプロジェクトを実施しています。
配布先の小学校は、町から遠いところから、コックルール小学校、コックベイン小学校、コックタナオ小学校、クヴィエン小学校、コックチョウ小学校。
(「コック」が付く名前が多いのですが、「コック」とはカンボジア語で「丘」という意味です。日本人から見ると、丘のような地形はなく、平らな土地に立地しているのですが・・・・)
生徒一人一人にノートとボールペンを配布するロータリークラブの渡辺さんと藤原さん。
そして、にっこりほほ笑み、手を合わせながら、「オークン(ありがとう)」とノートとボールペンをもらう生徒たち。
各学校に寄贈した本棚と絵本の数々です。
絵本は、最近、新しく出版された伝記あり、ドラえもんの漫画ありで、全部で170種類以上ありました。
寄贈された本棚の前で、また、ノートとボールペンを掲げての記念撮影。
この直後、新たに到着した絵本に、興味津々で集まってくる生徒たちの姿が印象的でした。
東京新橋ロータリークラブ、東京レインボーロータリークラブの皆様、そしてJSTと共同でこのプロジェクトを進めてくださっている(一財)国際開発センター(IDCJ)の皆様、ありがとうございました!
(よ)
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