コックベイン小学校での環境活動~青年グループに新たな仲間が加わりました!

6月11日(土)と6月17日(金)に行われた、コックベイン小学校での環境調査と環境ワークショップ。

今年度の小学校環境活動としては3校目となります。

コックベイン小学校は、西バライ(8キロ×2.2キロの巨大な貯水池。アンコール時代のものです。)の土手の北側に位置し、集落は、土手に沿った一本の村道沿いに点在しています。

 

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110621_02.JPG環境調査が行われたこの日は、

すっきりとした気持ちのよい天気で、カンボジアののどかな農村風景が、青空の下、美しく広がっていました。

最低限の生活が保障されるならば、こんなところに暮らしてもよい・・・・と、日本人なら憧れる風景なのではないでしょうか。

 

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「周辺住民の生活調査」を行うために訪ねた村の人々は、とても穏やかに日々の生活を営んでおり、私たちの突然の訪問に驚いていたようでした。

外国人はもちろん、あまり外部の人が訪ねてくることもないのでしょうか。。。

インタビューなどされたことがないので、何をなんと答えてよいかわからない・・・と戸惑っていました。

そして、インタビューの中で、村人が口をそろえて訴えていたことは、自分の家の敷地内にトイレも作れない現状です。

遺跡保存地域に指定されているため、住居建設はもちろん、壊れた住居の補修や、塀や鶏小屋などを作ることさえできないのです。(申請すればよいことになっていますが、字を書くことができない村人も多く、また、単に申請書を出すだけでは、なかなか許可が下りないとのことです)

 

 

 

そして、今回の調査から、アンコールクラウ村青年グループに新たな仲間が4名加わりました!!

昨年から行われているこの環境保全活動に、今までJSTの活動に参加したことがない村の青年たちが興味を示し、自主的に仲間に加わることになったのです。うれしいことですね!

 

110621_06.JPG校長先生にインタビューを行ったのは、高校2年生のKhom Keyくん(左端)。

 

110621_07.JPGそして、17日に行われたワークショップの発表では、高校2年生のProm Srey NeagさんとPek Socheaさん、そして大学生のTrop Sophyくんも加わり、「環境保全」についての発表を担当しました。(写真中央の4人が新人です!)

事前に村で練習をしてきたとのことで、4人とも、初めてとは思えないほど、しっかりと発表を行っていました。

 

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校長先生の希望で、植樹はすべてマンゴーの木となり、4年生~6年生の生徒48名とともに、校庭のいたるところに、マンゴーを植えていきました。

 

 

110621_09.JPG参加した生徒全員に配られた、IDCJ-JST作製のオリジナル環境絵本『森はともだち』。

 

110621_10.JPG鍬とスコップ、一輪車なども小学校に寄贈されました。(右側がコックベイン小学校の校長先生)

 

環境調査で3班に分かれて行っている調査やインタビューは、オフィスに戻ってから集計され、カンボジア語と日本語にまとめていきます。これらの作業も、すべてカンボジア人スタッフが行っていますが、さて、どのような結果が出てくるか・・・・・。

楽しみですね!

 

(よ)

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。  

 

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