今日はアンコール遺跡群の管理機構である「アプサラ」にてコーケル遺跡群に関する会合がありました。
いくつかの国際的な調査隊が同時並行的に研究を進めているため,そうした調査隊が一同に顔を揃えて各調査の進捗状況などを報告する機会となりました。
報告のあった調査隊は,破損している彫像の修復を予定しているドイツ隊(GACP),プラサート・トム寺院内で発掘調査を近く予定しているフランス隊(EFEO),三年間の総合的な調査計画を開始したハンガリー隊(Royal Angkor Foundation),碑文研究を行っているボン大学,そして日本隊(JASA・早稲田大学・名城大学)の5チームです。
同じ遺跡で汗を流している同僚という緩やかな親近感と,調査成果を競い合う静かな敵対感とが同居した会合となりました。(一)
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