こんにちは!
日本の学校では夏休みが終わり新学期が始まった頃でしょうか?
夏休みはみなさんいかがでしたか?
JSTではこの7月~8月にかけて
多くの学校や学生さんのスタディーツアーを受け入れてきました。
私もたくさんのツアーに同行させていただき
いろんな年代の方との出逢いがありとってもよい機会でした。
そして先日8月18日~8月23日にかけて
関西学院高校の生徒さんがスタディーツアーに来られていました!
これから全日ではないですが、
私がご一緒させていただいた数回のツアーでの
関西学院高等部のみなさんの活動をお届けしていきます!
【8月20日(木)】
この日はカンボジアスタディーツアー3日目
前日は、JSTの代表であるチアさんのプレゼンテーションを聞いたり、
カンボジアの象徴でもあるアンコールワットや地雷博物館を訪問されたりと
カンボジアの歴史・遺跡を全身で感じる忙しい一日だった様子。
関西学院高校のスタディーツアーでは毎日テーマに沿って活動されています。
3日目にあたるこの日のテーマは国際協力の現場においての「農村自立支援」でした。
まずシェムリアップ市内にあるNPO法人かものはしのオフィスを訪れ、
団体の経緯や活動の概要についてのお話を聞きました。
かものはしさんは、子どもの売春問題にフォーカスした活動をされています。
カンボジアだけの問題ではありませんが、
特に子供たちの売春は深刻な社会問題です。
特にカンボジアでは、ポルポト時代の影響があり
国を作り支えていくはずの大人が少なく国としても脆弱です。
それゆえ貧困に苦しむ人がいて、子どもが出稼ぎに行くことも珍しくはありません。
この問題が存在するのは
売らなければいけない状況と買うことのできる状況があるからで
そこに焦点をあててビジネスとして解決しようと活動されているのが、
かものはしさんのプロジェクトです。
売り買いが成立してしまっている状況があること
社会問題をビジネスで解決しようとすること
など、生徒のみなさんにとっても「支援」を考えるうえで
たくさんのヒントや学びがあったのではないでしょうか?
また新しい視点からカンボジアを見る機会になったと思います。
その後、オフィスからは少し離れた村のコミュニティーファクトリーに移動し、
かものはしさんのプロジェクトが実際に行われている場を見学させていただきました。
ここでは、かものはしさんが生産・販売されている
いぐさを使った商品の製作過程を見学しました。
かものはしさんでは、特に女性の自立支援を行っているため
このファクトリーで働いているほとんどは女性のみなさんです!
いぐさの草織りを体験させていただくことに…
見ている分には簡単そうなのですが、実際やってみるととっても難しいんだそう。
次の工場の中では女性のみなさんがミシンで布の縫製をされていました!
この工程が一番人気の職種だそう!
というのも、ミシンのスキルがあれば自分でお店を開いたり
仕事を探すにしても優位になるからだそうです。
ここで印象的だったのは、働いている女性が
とにかく楽しそうに笑顔で働かれていたことです!!
ファクトリーの中は笑い声の絶えない、とても素敵な環境でした。
その後30分ほどの自由時間があり、
ファクトリーに併設してあるショップでみなさんお買い物を楽しんでいました!
さっき出会った女性の方が作ってくれたのかな?
そう思うと商品を選ぶのも自然と楽しくなりますよね!!
最後に
かものはしさんのコミュニティーファクトリーで記念にパシャリ。
たくさんのお土産とともに市内へ戻っていきました。
私はこの日は午前中でみなさんとお別れしたため
午後は一緒にまわることが
出来ませんでした。
出来ませんでした。
このあとみなさんは、
タ・プローム寺院の見学やオールドマーケットでのお買い物を楽しまれたようです。
関西学院高等部のみなさんの活動は、まだ始まったばかり。
これからみなさんがどんなことを体験し感じるのか楽しみです!!
籔内
コメント