スースダイ!インターンの中岡です。
今回は、仙台二華高校さんのトンレサップでの活動を紹介したいと思います。
今回は前回の訪問時に設置された雨どいの修理補強、新たな家での採寸が大きな目的です!
前回の訪問時に設置された雨どいがどのように使われているか、はたまた壊れて全く使われていない状況か、現地に行き自分たちの目で見るまでは全くわからない状態でした。
さらに水上に住む彼らはよく移動します。前回あった場所に同じ家があるとは限りません。
そうした不安の中、一行はトンレサップへ。
JST代表のチアからトンレサップの現状(水質汚染や乱獲、難民問題など)が説明され、船は出港。
いざ、現場に行って見ると壊れてしまった配管がありました。
話を聞くと、雨季の際の台風で壊れてしまったために現在は使っていないそう。
そこで生徒たちは写真や動画、インタビューを行いながら住民のニーズを汲み取り、配管の再設置のための準備を進めて行きます。
タンクは生活に支障をきたす場所にあったから撤去したとのこと。現地の住民のニーズを吸い上げながらプロジェクトを進めるのはそう簡単ではありません。
そうした中でも仙台二華高校の生徒たちは粘り強く、灼熱の太陽にも負けず黙々と作業を進めて行きます。
午後からは、備品の購入をしに資材屋へ。
価格調査の依頼もされていたようで、トイレの備品や針金やパイプの値段なども事細かく調べていました。
最近の高校生とは思えないほどの行動力と信念の強さにはインターンである僕も参考になる部分が多々ありました。
2日目は、雨どいの作成です。
JST代表チアの作業場で黙々とパイプや木材の加工を。
逐一相談し合いながら、うまく現場で設置できる工夫をしながらパイプが出来上がりました。
三日目は出来上がったパイプを持ってもう一度船に乗船します。
パイプは出来上がりましたが、果たしてうまく接合できるのか、、、。
現場では家に船を横付けして作業開始!
なんと船の屋根に乗って作業していきます。
日本の高校生とは思えない、、、。
ここでもみんなで協力しながら、パイプを持ち上げ、設置します。
もともとあったパイプとの接合部分がうまくいかない場面もありましたが、なんとか設置完了!
2時間弱にも及ぶ作業に高校生もクタクタに、、
このように設置されました!
これで雨季になって雨が降ってもうまく雨どいをつたった水がうまくタンクにたまるでしょう!
普段、水上生活者の生活用水はトンレサップの水をこのようなミョウバンでろ過したものを使っています。
しかし、汚染拡大が進むトンレサップの水は綺麗ではありません。
病気などの原因も水関係が多いそうです。
そうした課題を解決しようと活動する仙台二華高校の生徒たち。
水上生活者が少しでも綺麗な水を使って生活できるようにこれからも継続して活動していくそうです。
これからもよろしくお願いします!!!!
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