太陽のような生徒たち

日本語教育@バイヨン中学校2017~

みなさま、こんにちは。

4月末から8月末までJSTでインターンをしておりました豊田です。

バイヨン中学校では毎週土曜日に日本語授業を行っておりました。

帰国からもうすぐ1か月が経ちますが、時の流れについていけず、カンボジアで過ごした日々は夢だったのではないかと思います。

 

大変更新が遅くなってしまいましたが本日は、8月の日本語授業についてご紹介いたします。8月は4回授業を実施しました。その中から819日と26日に行った授業について、このブログで取り上げます。

 

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この日は作成したプリントを使って今までの日本語授業の中で学んだいくつかの表現の文の穴埋めを行ってもらいました。一度学んだとはいえ、生徒たちには少し難しかったようで、ヒントを出したり生徒同士で教えあったりしながらプリントを完成させました。

 

プリントの穴埋めが終わったら、プリントに書かれた文章を読む練習です。ひらがなを勉強中の生徒たちもいましたが周りの助けを借りながら一生懸命、日本語を声に出してくれました。

 

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授業の最後には日本のお祭りについて動画を交えながら紹介し、実際に日本から持参した浴衣を見てもらいました。「着てみたい!」と言ってくれた生徒数名には浴衣を着るという体験をしてもらったのですが、他の生徒もその様子には興味津々でした。浴衣体験の後に撮った写真がこちらです。(実は写真撮影の後に男子生徒にも浴衣体験をしてもらいました…!)

 

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この日は8月が学期末であるカンボジアにおいて、バイヨン中学校2016-2017年度最後の日本語授業でした。そのため総復習という意味を込めて、日本語の基礎である平仮名・片仮名のプリント、日本語授業で勉強した内容を思い出して書きだすプリントを用意して取り組んでもらったり、2か月ほど授業で扱ってきたマル・マル・モリ・モリ!を歌ってもらったりしました。

 

今まで勉強した内容を自由に書くという時間では、どの生徒もできるだけたくさんの事柄を書こうと頑張ってくれました!ここからは生徒数名を写真とともに紹介していきたいと思います。

 

 

まずは3年生の男子2人組。サイハー(上)とヴィボル(下)です。

いつも隣に並んでいた2人。2人とも将来は外国語を使った仕事に就きたいと勉強を頑張っていました。サイハーは教室の鍵の管理など、いつも助けてくれる頼れる存在でもありました。

 

この子はノンちゃん。日本語も英語も得意で、1番多くの内容を書いてくれました。

  

この子はレちゃん。途中から日本語授業に来るようになってくれた生徒で、毎回の授業で少しずつ日本語を覚えてくれているのが伝わってきていました。

 

この子はシンくん。ノンちゃんが連れてきてくれた子でこの日初めて日本語を勉強したようなのですが、しっかり平仮名を書いてくれました!

 

 

1番最後の授業のコンテンツは生徒たちが大好きな折り紙としました。作ってもらったのは”太陽”です。これには、私にとって生徒は太陽のような存在だったという意味を込めました。

 

日本語を教える資格を持っているわけではない私がバイヨン中学校の生徒たちに日本語を教えることは決して簡単なことではありませんでした。正直なところ、どうすべきかと悩むことも少なくありませんでした。しかし、時折暗くなってしまうこともあった私に太陽の如く光を届けてくれたのは生徒たちでした。生徒たちの笑顔がいつも私に頑張る力を与えてくれました。

 

 

バイヨン中学校で教えるという機会に恵まれ、生徒たちと過ごした時間は私の一生の宝物となりました。いつかバイヨン中学校やカンボジアに恩返しができるような人になるべく日本でも頑張りたいと思っています。

 

今回でJSTインターンとしてブログを書くのは今回が最後となりました。つたない文章ではありましたが、これまでのブログ記事がJSTやバイヨン中学校での活動について皆様に知っていただく機会となっていましたら幸いです。

 

カンボジアでお世話になった方々、日本で活動を見守ってくださった方々などこの記事を読んでくださっている全ての方々にこの場を借りて感謝申し上げます。

4か月間本当にありがとうございました。

 

豊田

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