カンボジア生活情報誌NyoNyum89(2017年6月/7月号)に掲載された小出陽子のエッセイです。
暑い中、校庭でサッカーの練習をするバイヨン中学校女子生徒たち。みんな裸足。
2017年8月に学年末を迎え、来年度に向けた新チームが結成されたと、校長先生が写真を見せてくださいました。
サッカーの試合は、シェムリアップ東方にあるスタジアム(バイヨン中学校から車で45分)で行われるのですが、遠征費用はすべて校長先生が工面しなければなりません。このトラック1台25ドルで、実際、試合に勝ち進めば進むほど、校長が管理している学校予算が厳しくなっていきます。
そこで、学校側がそのような金銭的な心配をせずに、生徒たちがのびのびと試合に臨み、スポーツに励むことができるよう、JSTでは、バイヨン中学校生徒たちのスポーツ大会遠征費用の一部支援も行っています。
ところで、このトラック1台に何人の生徒が乗っていると思いますか?
実際に数えたところ60人ほどでした!
一番後ろの子は荷台から飛び出ていて、日本だったら完全アウトですよね?
自分の村から外に出る機会がこれまでなかった子供たちですので、道中、シェムリアップ市内を見るのもとても楽しみにしているようです。
ぜひ、皆様のご協力をお願いいたします!
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