こんにちは、谷垣です。
今回は、7月18日(月)に行われた、
数学の特別授業についてお伝えいたします!
授業を行ってくださったのは、室谷由美子先生。
東京の、中学・高校で数学を教えておられます。
昨年初めてカンボジアを訪れ、授業をしていただいたのですが、
それがとても面白かったということで、今年も教えに来てくださいました!
今回は、2年生の1クラスに、” 因数分解 ” を中心に授業してくださいました。
数学は好きな方でしたが、高校から文系の道へ行ってしまった私は、
はて?因数分解って何やったかな、、、?という感じで、
生徒たちと同じ気持ちで授業を受けておりました。(笑)
まずは、ウォーミングアップとして、足し算・引き算から。
とってもテンポが良く、生徒たちもノリノリ、!
ウォーミングアップが終わったところで、問題が。
【 18 × 18 – 7 × 7 = ? × ? 】
すると、みんなそれぞれ考えだしました。
最初の手が挙がるまで、ほんとに一瞬でした!
答えは、【 18 × 18 – 7 × 7 = 25 × 11 】
どうやってこの数字を導き出したの?と聞かれたことにも
きちんと説明していて、すごい、!
私は恥ずかしながら、え、引かないの?かけるの?
地道に計算するパターンじゃないの?と思っていました。(笑)
幾つか、数字を変えて同じパターンの問題を解いていくと、
最初は分かっていなかった子も、だんだんと、なるほど!と
理解していっており、本当にわかりやすい教え方だな、と思いました!
そして、おなじみの公式になる訳です。
【 Aの2乗 – Bの2乗 = (A+B)(A-B) 】
次は、どうして (A+B)(A-B) になるのか、です。
【 18 × 18 – 7 × 7 】というのは、【 18 × 18 】の正方形から、
【 7 × 7 】の正方形を引く、というのと同じです。
で、引いた部分の面積を計算しやすくするために、
少し図形を変形させますよね、、、、
そしたら、わー!!すごい!
(18+7)(18-7) になりました!!
多分、私がクラスで1番なるほど!と思っていたと思います、、、(笑)
授業を聞きながら、私、こんな風におもしろく、
数学を教えてもらったことあるかな、、、と考えていました。
大体、公式を初めに教えられて、とりあえず、その型を覚えて、
数字を入れ替える、、、そんな作業だったように思います。
どうしてそうなるのか、の部分が一番おもしろい部分なのですよね。
生徒たちも、その面白さすごく感じていたのではないでしょうか。
このあとも、【 18 × 18 – 3 × 18 = ? × ? 】 → 【 A × A – B × A = A (A – B) 】
の導き方を、同様にとても面白く、そして簡単に教えてくださいました。
また、一つの式、数字にも様々な情報が含まれていて、
いろんなことが隠されているのだ、というお話もされていらっしゃいました。
授業の終わりでは、自分の中にあるいろいろな情報を書き出しました!
好きなもの、大切なもの、また、将来の夢など、、、
みんなが一番に書いたものは、やっぱり、学校でした!
また、学校だけでなく、バイヨン中学校、と書いている生徒も多く、
ほっこりすると同時に、本当に良い学校だな、と思うのでした。
このワークでの室谷先生からのメッセージは、
自分の好きなことや、やりたいこと、思っているだけでは
出来ないことも、周りに発信していけば、誰かがそれを聞き、
またその誰かが発信し、1人で出来ないことも、
出来るようになる!ということでした。
こちらに来てから、より人のつながりの大きさを感じ、
先生のおっしゃっていること、本当にそうだな、と思いました。
室谷先生は、本当にパワフルで、元気で、明るくて、
子どもたち(私も!)の好奇心を刺激する教え方をしてくださいました。
おもしろい!知りたくなる!解きたくなる!
私は、そんな数学の授業、初めてでした。
今回授業を受けた生徒たちもきっと、同じように感じていたと
思いますし、これから、数学に限らず、色々なことに、
好奇心がもって取り組んでいってくれたらな、と思います。
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現在、バイヨン中学校では、校庭に歩道を作るため、
生徒や先生が、毎日タイルを作っています。
丁度、学校を案内している時に、作っていたので、
室谷先生にも一つ、作っていただきました!Challenge!
谷垣
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