まとめと発表~水辺の実習(後半)~

三井物産環境基金による活動06_2015年度10月~

前回のブログの続きです。

アンコール・トムのお濠で生きものを採取した後は、生徒全員、バイヨン中学校へ戻り、グループに分かれて採れた生き物の観察会を行いました。
まずは、一匹一匹の生物の特徴を観察します。
そして、大きさも計っていきます。
ヒルなど、触るとすぐに伸びたり縮んだりする生きものにたいそう手こずっている班もありましたが、皆、几帳面に計っていました。
その後、模造紙に捕まえた生き物のスケッチを描き、特徴や体長を記入していきます。
まずは各班に1人ずつついている3年生がお手本を見せることによって、スムーズに進めることができていました。さすが先輩たちですね!
昨年の生徒たちも驚くほど絵が上手でしたが、今年の生徒もなかなかです。魚をよ~く観察して、斜め上から見たスケッチを描く子もいました。
あっという間にこのような絵が描けました。素晴らしいですね!
各班で、魚の特徴などについて議論する姿も見られました。皆、真剣です。
仕上げまであと一歩!何人も同時に描き込んでいきます。
4つの班、それぞれ模造紙1枚にまとめ終わったら、
各班で特徴的な生きもの3種類について選び、発表を行いました。
カンボジアの普段の授業では、このように自分で調べるような授業はありませんし、ましてやみんなの前でそれを発表する機会もありません。
皆、少々緊張気味で、誰が発表するかが決まらない班もありましたが、無事に終了。
発表班以外の生徒たちも真剣に聞いていました。
生徒たちは、生きもの採取>>観察>>スケッチ>>発表を行うことによって、バイヨン中学校周辺の身近な環境やそこで生息する生きものについて、より詳しく知ることができたようです。
今後は、これらの生物が住みやすい環境を皆で積極的に守っていきたいですね。
(陽)
この活動は、三井物産環境基金2014年度活動助成を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っている”「アンコールの水環境」再生プロジェクト”です。

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