こんにちは!
今回も関西学院高校のみなさんのスタディーツアーの様子をお届けします。
【8月22日(土)】
カンボジアスタディーツアーも5日目となり後半戦に突入しました。
今日も気持ちのいいぐらいの青空が広がるなか一日がスタートしました。
前日は、バイヨン寺院を中心に
遺跡修復を通した人材育成支援の様子を見学していただきました。
カンボジアならではの支援の仕方から学ぶこともあったのではないでしょうか。
さて、この日のテーマは国際協力の現場においての「教育支援」と「漁村自立支援」です。
午前中は、JSTの活動拠点の一つでもあるバイヨン中学校で
教育支援の現場を見学していただきました。
まず校長先生から
バイヨン中学校の周辺地域の教育状況に関するプレゼンを聞きました。
生徒たちが辞めないためにどんな取り組みをしているのか
辞めてしまった子たちになにかアプローチをしているのか
親に教育を理解してもらうためにどんなことをしているのか
など、たくさんの質問があがりました。
たくさんの鋭い質問に校長先生も驚かれていました。
高校生のみなさんの真剣な質問に校長先生も熱く答えてくださいました!
カンボジアの教育状況について知った後は
いよいよ待ちに待った生徒のみんなとの交流の時間です!!
3つのグループに分かれて交流を楽しみました。
あるグループでは教室に集まって折り紙で何かを作っている様子
お兄さんたちに教えてもらいながら紙飛行機をみんなで作っていたみたい!
自分の紙飛行機を手にみんな外に飛び出しました。
いろんな色の紙飛行機が空を飛んでとってもきれいでした。
こちらのグループではどうやら風船で遊んでいるみたい。
風船をバレーボールみたいにして遊んだり、投げ合ったり..(笑)
.どこに飛んでいくか分からないのが面白いみたいで
みんなの楽しそうな笑い声が聞こえてきました!
このグループは校庭で何をしているかというと…
もうみなさんもお分かりですよね。
大人気スポーツ、サッカーです!
バイヨン中学校男子生徒 VS 関西学院高等部
自分たちと年の近い高校生と一緒にサッカーができるのは
やっぱりみんな嬉しいようで、とっても楽しんでいました!
全力でプレーをしているみんなはとっても輝いていました!!
一緒に仲良く遊べば、もう友達!!
言葉の壁なんて関係ありません。
名残惜しいですが、交流の時間ももうすぐ終わり。
「またバイヨン中学校に来るね!」
「日本にもいつか遊びにいくね!」
短い時間ではありましたが、
みなさんとても良い時間を過ごされたようです。
お互いの生徒たちがずーっと手を振りあっていたのが印象的でした。
一行はみんなに見送られながら
午後の目的地、トンレサップ湖に向かいます。
トンレサップ湖はカンボジア最大の湖。
雨季にはその大きさは日本の琵琶湖の数倍にもなります。
まずはトンレサップ湖を船でまわり水上で生活する人々の暮らしを見学します。
船に乗るとさっそく小さな子供たちがマッサージのサービスをしてきたり
小型の船が近づいて子供が乗り込んできて飲み物を売ったりしてきます。
水上で暮らす人々の暮らしは日本ではみることの出来ない光景です。
実際に訪れて自分の目でみることで学ぶことも多くあったのではないでしょうか。
途中レストランの展望台にのぼりトンレサップ湖を見渡しました。
一面湖が広がっていてその大きさがよく分かります。
なによりよいお天気だったので
地平線を挟んだ湖と空の色合いがとっても印象的でした。
クルーズを通して、自分たちの目で
人々の暮らしや生活の知恵などを生で感じることができ貴重な経験になったと思います。
その後、日本ユネスコ協会が支援している寺子屋を見学しました。
ここトンレサップ湖で生活する人々は
水位によって移動したり生活のリズムが変わってしまうため、
継続的に学校に通うことが難しいという問題がありました。
そのため読み書きをしっかりと勉強できないまま大人になってしまう状況がありました。
そこで識字教育の普及として
この寺子屋では、水上に暮らす子供たちにクメール語や英語の授業をしています。
またここでは、識字教育の他に
ホテイアオイを使ってお土産を制作するといった職業訓練も行われています。
今回は、ホテイアオイのコースター作りに私たちも挑戦!!
スタッフや子供たちに教えてもらいながら編み込み方を教えてもらいます。
みなさんパッパと見本を見せてくださるので簡単そうに見えるのですが、
いざ自分でやってみると、これとっても難しいんです。
編む順番が分からず右往左往している私の隣で
高校生のみなさんはさっそく作り方をマスターしたのか
サクサクと編み込んで作っています!
飲み込みが早い!
一時間近くでこんなコースターが完成しました!
みなさん綺麗なコースターを作られるので、
教えてくださったお姉さんたちも「サアート」(綺麗)と褒めてくださいました~
最後に作ったコースターと一緒に記念にパシャリ。
この日は教育と漁村の自立という2つの分野から
カンボジアが抱えている問題とそれに対して行われている支援の
アプローチの仕方を学びました。
スタディーツアーも明日でいよいよ最後になりました。
最後までカンボジアのいろいろな面を知って感じて、
たくさんのことを吸収して帰ってほしいなと思います!!
籔内
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