こんにちは!
JSTインターン生の清水です。
今回は、カンボジアの農村部の住居と村人の生活について紹介したいと思います。
カンボジアの農村部では高床式の住居が一般的です。床の高さは家によって異なりますが、大体地上から1.5~2.5メートルの高さに作られます。
屋根は一般的に瓦や、トタン、ヤシの葉から作られています。
瓦は日光の熱がこもらず長持ちしますが、ほかの素材のものよりやや高いです。トタンは瓦より安いですが熱を遮らないため、日中はかなり暑くなります。また雨の日にはトタン屋根に雨が打ち付け凄まじい音が鳴り響きます。ヤシの葉は1,2年ごとに葺き替えなければならず、雨の日は雨水が漏れます。
瓦屋根
瓦屋根
トタン屋根
高床式のメリットとしては、風通しがよいこと、雨季に家が冠水しないこと、夜に危険な動物の侵入を防げることなどが挙げられます。
日中は床下が日陰になり、風通しもよいため、村人は日中のほとんどを床下で過ごします。そのため村では、ハンモックで昼寝をする村人や、かごを編む女性の姿を見ることができます。また村人は、床下に牛車や鍬などの農具を置き、スペースを有効活用しています。
ハンモックで寝る赤ちゃん
チール(ざる・かご)を作る女性
ござを作る女性
井戸水を汲む子ども
夜になり蚊が出だすと、村人は家に入りテレビを見るなどしてくつろぎます。電気が通っていない村も多く、夜は車用のバッテリーで明かりを灯す程度であるため部屋は薄暗いです。20時頃になるとござを敷き蚊帳を吊って寝ます。朝は5時頃に起き、暑くなる前に仕事を始めます。村人は早寝早起きなのです。
テレビ
カンボジアの農村部の様子を理解して頂けたでしょうか?
それでは次回のブログもお楽しみに!
コメント