11月11日(MoiMoiの日)
こんにちは。インターンをしております関西学院大学の伊藤です。
本日は、愛知県より、一宮中央ロータリークラブの皆さんがお越し下さいました。
午前中は、バイヨン中学校や、コックルール小学校へ行き、来年に向けてどのような支援ができるかを検討し、尾西ロータリークラブからのノートなども生徒たちにお届けくださいました。
午後からは、シェムリアップ州教員養成校を訪れ、日本での教育現場視察より帰られたばかりの校長先生のお話を聞く機会に同行することができました。ロータリーの皆さんはカンボジアの教育システムなどあらゆる点に興味を持たれていました。私もまだまだ知らないことが多く、常日頃より様々ことに探究心を持たなければと思いました。
校長先生のお話を聞きながら、カンボジアの教育現場は、ようやく環境を整えるために動き出したばかりだという印象を改めて受けました。
日本にいると、塾や大学の数などで都会と田舎では教育格差があるなんてことも聞かない訳ではないですが、カンボジアでのこの教育格差は日本とは比にならないほど歴然としています。
校長先生が、「都会と地方の間に教育格差がなく、先生のレベルに差も少ない」とおっしゃられていましたが、カンボジアいると確かに日本が素晴らしい環境なのだと感じざるを得ません。
学校、校舎がない地域はもちろん、学校が建ったからといって、その運営はさらに困難を極めます。先生や教材の不足は深刻な問題です。更に地方の学校へ向かうには時間もお金もかかりますが、先生方にそのための補助はでないようです。先生のお給料は一ヶ月$100で、Siem Reap市内で暮らすことさえ難しいです。
また、カンボジアでは、毎年5000人ずつ新しい先生が必要で更に毎年2000人ずつ退職者が出てしまう状態だそうです。そのような中、この教員養成校の社会的需要はどんどん高まっています。早く沢山の先生が排出されることを願うばかりです。
そんな校長先生のお話を伺ってから、ロータリーの皆さんより学生へノートと懐中電灯、筆記用具のプレゼントがありました。これがまた勉強のモチベーションになるといいですね。
柴田会長からの挨拶における「ロータリアンとして」という言葉が、それまでロータリーのメンバーの方々が「少しずつでも継続して何かできたら…」と口々におっしゃられていたことと繋がりました。
私の学校も言葉は違えども、”Mastery
For Service”「奉仕のための練達」を理念としていますが、本当に奉仕の精神を体現されている方々なのだなと思いました。
そんなロータリークラブの活動はこちらから、ご覧ください。
一宮中央ロータリークラブHPはこちら。
次回もお楽しみに。
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