遺跡修復専門家による授業@バイヨン中学校

インターン日記(伊藤)



 

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こんにちは。関西学院大学の伊藤です。

 

今朝は、9時よりバイヨン中学校にて、遺跡の修復に関する授業が行われるということで、参加させていただいてきました。普通の授業がまだままらないうちに現場にいる専門家によるが受けられるなんてさすがバイヨン中学校です。

 

アンコールワットから15分程度の位置にある学校ですが、なんとアンコールワットに行ったことがない子どもたちも結構いるようです。今日学校に来ていた子どもたちの中でだけでも25人も居ました。

そもそも世界中からわざわざ人が見に来るほど遺跡がすぐそばにあるのに、近所の人はその遺跡に行ったことがないというのは、どうしてなのでしょう。近いとそれが貴重なものと思えないのは、私も地元に居た時は伊勢神宮の魅力に気づかなかったのと同じでしょうか。

 

とにかく地元の人が地元の文化に誇りを持ってもらいたいということで、これから月に一度くらいはJASAの修復現場の専門家の方々に交代で授業をして頂くことになりました。

 

授業はクメール語だったのですが、チアさんに訳して頂き一緒に勉強させて頂きました。(写真はチアさんと一緒に授業に参加された関西学院大学の先生方です。)

一番驚いたのは、仮組み作業に1〜2年かかるというお話です。

そもそも遺跡の発見された時の状態も原型を留めず、崩れていることも少なくないようです。なので、本来の形になるように正しく石材を並べるには、何度も正しい組み方になってるか並べて確かめていくそうです。それに年単位で時間が掛かってしまうとはそれだけで修復作業が途方もなく大変な作業に感じます。

 

そして、もう一つ建設中の建物です。

足組の木が細くて危なかっしいです。結構、日本人には衝撃的な建築現場です。

 

 

次回もお楽しみに。

 

 

ご要望に寄っては、一般のツアーのお客様も学校訪問できますので、ぜひお問い合わせください。


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