関西学院高等部スタディーツアー~初めてのカンボジアで得たもの~

スタディツアー受け入れ日記
こんにちは!
これまで数回にわたってお届けしてきた
関西学院高等部のスタディーツアー報告もいよいよ今回が最終回です。
【8月23日(日)】
カンボジアスタディーツアーも今日が最終日。
この日のテーマは「農村自立支援」。
みなさんには、JSTの農村支援の現場である
バイヨン中学校とアンコールクラウ村を視察していただきました。
午前中はバイヨン中学校で
JSTインターン生であり関西学院の先輩でもある滝澤の
日本語授業を見学してもらいました。
教室に入るとたくさんの生徒が!

こんなにたくさんの生徒を教えているんですか?と
みなさんも驚かれた様子。
それもそのはず。
日曜日の日本語のクラスはこれまでバイヨン中学校の生徒
つまり中学生が受けていたのですが、
ある日からどこで噂を聞いたか知ったか分からないのですが
小学生が「勉強したい」と参加するようになったんです!
そんな突然の出来事に
滝澤はクラスを2つに分けて別々の授業を行うなど対応しています。
ということでこの日の日本語授業も
中学生向けと小学生向けに2つの授業が行われました。

中学生のみんなには「干支」
小学生のみんなにはひらがなの特に「が」といった「濁音」の授業です。
高校生のみなさんも教室のなかを見回りながら
ひらがなを書くお手伝いをしてくださったり、ノートにお手本を書いてくださったり
一緒に発音の練習をするなど、たくさんのサポートをしてくださいました!!
少し余談になりますが、カンボジアの豆知識を一つ。
カンボジアにも「干支」はあるのですが、実は動物が日本と少しだけ異なります。
例えば…
ひつじ年⇒「やぎ」年
いのしし年⇒「ぶた」年  なんだそうです。
もしかしたら「やぎ」や「ぶた」の方が
カンボジアの人にとって身近な存在なので選ばれたのかもしれませんね。
(あくまで私の解釈なので本当かどうかは分かりません)
授業の最後には生徒のみんなが練習してきた
「幸せなら手をたたこう」を歌いました!!
日本語授業の見学は高校生みなさんにとっても印象的だったようで
いろんな感想を聞くことが出来ました。
「大学生になったらこんなことも出来るんですね」
「生徒のみんなが一生懸命授業を受けている姿が印象的でした」
私たちインターン生の姿をみながら
自分の将来や途上国とのかかわり方を考えるきっかけになりました!
という、嬉しいコメントもいただきました。
そのあとは今日の活動のメインでもある
アンコールクラウ村のコミュニティーセンターに向かいました。
ここでは、毎週クラウ村の子供たちに絵を教えてくださっている
「小さな美術スクール」の笠原先生のお話を伺いました。

笠原先生は学生のうちにある程度の自分の生き方を固めておられたそう…
このスタディーツアーでは、カンボジアで活動されている
様々な方のキャリアデザインや生き方などのお話を聞くことができ
これからの将来を考えていくうえでもたくさんのヒントがあったかもしれませんね。
もうそろそろお腹も空いてきた頃
お昼ご飯は村の青年たちと一緒に作ります!
メニューは「豚肉の生姜炒め」と「鶏肉のレモングラス炒め」です。
スタッフや村の青年たちからアドバイスを受けながら調理スタート!
みなさんなかなか苦戦されている模様…(笑)
無事おいしそうなご飯が完成しました!
みんなでわいわいおしゃべりしながらご飯をいただきました。
お昼ご飯の後にはチアさんの案内でクラウ村の民家をまわりました。
そして、いよいよ待ちに待った村の子供たちとの交流!
サッカーやなわとび・お絵かきなど、それぞれ思い思いに子供たちと遊びました。
サッカーでは子供たちと年齢差はあるものの、熱戦が繰り広げられていました。

みんなはだしで本気の勝負です!
小さな子供たちは、高校生のみなさんが日本から持ってきて
くださったうちわにお絵かきをしていました。
世界に一つだけのマイうちわが完成しました!

一方こちらでは村の中学生を中心に大繩で盛り上がりました。

最初はみんな並んで跳んでいたのに
いつの間にか跳びながら相手を叩いたりして新しいゲームができてる…!
どこの国でもちょっとした悪ふざけは健在のようです(笑)
最後はみんなで日本の童謡を歌ったりアラピヤを歌ったりして大盛り上がり!
やっぱり自分たちと年の近い人と交流できるのは楽しいよね!!
楽しい時間を過ごすことができました!ありがとうございました。

みなさんも帰るのがなんだか名残惜しそう。
子供たちが見えなくなるまでずっと手を振り続けていました。
そしてこのスタディーツアーももうすぐ終わり。
最後にCafe Moi Moiでご飯を食べながら
このスタディーツアーをみんなで振り返りました。

このスタディーツアーを通して
「自分がこれまで考えていた途上国とはまた違ったものを感じました」
「どんな関わり方ができるのかもっと考えたい」
「自分の将来を考えるきっかけになった」
など、それぞれみなさん自分なりの「何か」を掴まれたようです。
なによりみなさんから
「カンボジアに来れてよかったです。
カンボジアが大好きになりました!また来たいです!」という
声が聞けて、私もそしてスタッフも嬉しかったです。
この1週間きっと日本では得られないような貴重な経験をたくさんして
多くのことを感じ学ばれたことと思います。
ここで得たこと・学んだことをぜひいろんな人と
共有しながら自分の中に落とし込んでいってほしいなと思います。
報告会でみなさんのお話を聞けるのを楽しみにしています!
そして短い間ではありましたが、
生徒のみなさんの明るさと熱心さにたくさんの刺激を受け
私も多くのことを学ばせていただきました。
本当にありがとうございました。
籔内

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