3月26日(土)
三井物産環境基金の初年度の活動(全部で3年間の予定)が終わりました。
そこで、JSTのスタッフとアンコールクラウ村青年グループ14名が集まり、評価ミーティングを行いました。
選定小学校3校の先生方と青年グループ各自を対象に行った、
<環境ワークショップ活動による環境への理解、体験、行動の変容調査>アンケートの結果を皆で共有し、意見・感想を述べあい、今後の課題や取り組みを確認し合う、というミーティングです。
青年グループからは、こんな意見が出ました。
・各学校の先生が、生徒に対して、継続的な環境活動を指示・実行していることがわかります。生徒も、家や学校での環境改善に努めています。
・私たちの活動を参考に、各学校の先生方は、以前より、工夫や改善をしようと努力していることがわかります。
と、自分達の活動の成果が、各小学校で顕著にあらわれていることを実感したようでした。
また、こんな意見も。
・今まで、学校の先生にインタビューしたり、生徒に指導をしたりする経験はありませんでしたが、
そのような貴重な経験ができたこと、
また、先生や生徒が私たちの質問や発表をきちんと聞いてくれたこと、
さらに、私たちの活動の成果がみえたことがとてもうれしいです。
そして、自分達が住んでいる村にあり、青年グループ全員の出身校でもある、アンコールクラウ小学校については・・・・・、
・アンコールクラウ小学校の学校内は、ゴミ箱を設置して校庭にゴミを捨てないようにしたり、土管を置いて簡単なゴミ焼却炉をつくったり、校庭で野菜を栽培したりと、以前より改善されましたが、まだまだ改善の余地があると思います。
それは、周辺住民が、環境のことを理解していないため、飼っている牛を校庭内に入れたり、
夜に校庭で大便をしたり(※村の家庭には、一般にトイレがありません)するからです。ゴミ処理方法も理解されていません。
1年間のワークショップを行って、青年グループの家では、ゴミをあちこちに捨てずに、集めてから焼くようになったことを考えると、周辺住民に対しても環境教育を行わなければ、抜本的な解決とならないと思います。
今度は、アンコールクラウ村の大人たちに対して、自分達が中心となって、環境ワークショップを行ったらどうでしょうか?
・・・・・・・この意見、全員一致で賛成され、村の大人たちに自分達の活動を知ってもらう良い機会になると、皆、やる気満々!
早速、次週の日曜日に、村人対象の環境ワークショップを行うことになりました。
ミーティングの最後に、できたてほやほやのバイヨン・インフォメーションセンターTシャツを着て、ハイポーズ!
クラウ村青年グループ、来年も皆でがんばろう!
(よ)
本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。
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