「僕たち、この木のお父さんお母さんになるんだね!」~ワットダムナッ小学校の環境ワークショップ

7月17日(土)

 

今年3回目の環境ワークショップは、ワットダムナッ小学校です。

 

 

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アンコールクラウ村青年グループの発表も、だいぶ手馴れてきたようです!

 

 

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ときどき質問を投げかけては、生徒たちに答えさせ、うまく注意を惹きつけていました。

 

 

 

ところが・・・・・!!!

 

「衛生」「環境」「森林の保全」と3つのテーマで行った発表。

 

たとえば、「環境」の発表ボードをみると、次のようなことが書かれています。

 

「環境とは、有機物と無機物といった私たち自身と私たちの周辺にあるものを指します。たとえば、人間、動物、植物、水、土、空気、ゴミ、機械類などです。

 

環境破壊とは、野外でゴミを捨てたり、排泄を行ったり、川や沼などに汚い排水を流し込んだりすることで、環境に悪い影響を及ぼす可能性があります。

 

①土を汚すことは:屋外にいろいろなゴミを捨てて、土が汚くなることです。

②水を汚すことは:川や沼などにゴミを捨てたり、汚い排水を流し込んだりして、水が汚くなることです。

③空気を汚すことは:古い機械や工場から出た煙で空気を汚すことです。

・・・・・・・・・」

 

あ~なんだか、参考書か何かから引っ張ってきた言葉が羅列されているだけ。

 

子供たちは静かに聴いてはいるのですが、次第につまらなそうな顔をしだし、もそもそ、ぐずぐず。

 

 

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それを見かねたJSTのチア代表。

子供たちの目線に合わせて座り込み、説明をし始めました。

 

「みんなが毎日勉強している教室の裏がどうなっているか知ってるよね?

ゴミだらけ。

おまけに、皆さんは、そこをトイレ代わりに使っているんですね?」

 

 

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チアが指差した先は、こんな状況なのです! (↓)

 

 

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思わず苦笑する生徒たち。

 

 

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そんな身近なところから、環境問題は考えていかなければならないのだと、

みんな納得してくれたようです。

 

 

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「森林の保全」では、

生徒一人一人に、IDCJ-JSTオリジナル環境絵本『森はともだち』を配り、

その場で読んでもらいました。

 

 

 

そして、コキの苗木の植林です。

 

 

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植林できる場所がほんの少ししかなかったことが残念ですが、

ワットダムナッ小学校の生徒も、アンコールクラウ村青年グループも、

みんなで和気藹々と苗木を植えていきました。

 

 

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「僕たち、この木のお父さん、お母さんになるんだね!

成長が楽しみだな!」

と、張り切って苗木を植えていた子供たちの姿が印象的でした。

 

(ワットダムナッ小学校のゴミ問題については、JSTとして、今後、先生方と話し合いながら、解決の道を模索する予定です)

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

 

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