3月17日(火) 3日目
日程
午前; クメール織物研究所、伝統の森にて染色体験など
昼食; 伝統の森にて。食後は、木登りやブランコなどで遊んだり、昼寝をしたり・・・・。
午後; 森本喜久男さんのお話と「羽衣」の披露。
バンテアイ・スレイ遺跡見学
地雷博物館見学
夕食; チア邸
夜; アンコール・ワットライトアップショー見学
3日目になると、体調が悪い子が少し出始めました。
原因は、暑さと疲れでしょうか。
特に小学生は、お兄さん、お姉さんのペースについていくには、少しハードなようです。
また、初日に、村で屋台のさとうきびジュースを飲んだ中学生は、氷にあたってしまったようでした。
ですので、3日目は、昼食後、皆と遺跡見学に行かずにホテルに戻った子、夕食時に、具合が悪いと言ってほとんど食べなかった子、何度もトイレに駆け込んでいた子、そして、食後に出かけたアンコール・ワットのライトアップショーに行かずにホテルに戻った子もいました。
でも、元気な子はかなりタフで、食事は全く残さず、お腹が痛くなるほどよく食べ、ホテルでの休憩時間にはプールで泳いだり・・・・。
特に女の子3人は皆、淡々と行動しつつも、いたって元気でした。
元気な子はもちろん、体調が悪い子も、とても意欲的で、カンボジアで少しでも多くの体験をしたいという思いがひしひしと伝わってきました。
さて、今日も早朝から夜遅くまで、盛りだくさんの一日でした。
途中で(季節外れの)大雨が降り、雨宿りをしながら、念願のココナッツジュースも飲めましたね!
それでは、子供たちが書いた、今日の「考現学」です。
(中学3年生)
今日は朝早くからバスに乗ってクメール織物研究所・伝統の森に行った。そこでハンカチを染めた。
とても面白かった。
はじめにつけたい模様にするために、折って結んでそれを黄色い液につけて、それにまた結んで今度はみどり色の液につけて染める。そうすると黄色、緑、白ときれいなハンカチができる。
そして、そこで昼食を食べて、森本さんの話をきいたり、羽衣を歌った。
そして、次はバンテアイスレイ遺跡に行った。
着いたら雨で、チアさんが売店でココナッツの実のジュースをおごってくれた。
とてもおいしかった。
そして遺跡を見た。
そこには、今まで見た中で、一番すごい彫刻があった。しかも建物すべてにほってあって感動した。
そして、その次は地雷博物館に行った。すごい数の地雷や種類があってびっくりした。
アンコール・ワットのライトアップは、昼間とは違って幻想的だった。
今日も一日楽しかった。
(中学3年生)
今日は朝早くにホテルを出て、そめものをした。
そめものを教えてくれたのは日本人のおじさんだった。
その人はすごく元気で、これから学校やミュージアムをつくりたいという夢を持っていて、すごい人だと思った。
シルクの性質や、作るときの裏技を教えてもらい、勉強になった。
その人は、自分とは違う環境で生きていて、話を聞いているとおもしろいことがいっぱいだった。
夜はアンコール・ワットのライトアップに行きました。
めっちゃキレイで、昼と夜のアンコール・ワットは違う美しさがあった。
あと2日しかいられませんが、最後まで楽しんでいきたいです。
(高校2年生)
今日の午前中にやったそめものは、最初は失敗してしまったけど、いい感じにできてよかったです。
染色している風景はすごい新鮮で、見ててあきなかったです。
森本さんの話の中で、昔からの技術を受け継いでいって、そこからさらに良いものを作るということを聞いて、ただ職がない人のために仕事を与えてるわけじゃなくて、本当にすごい物をみんなで作ろうとしているということがよくわかりました。
地雷博物館では、中においてある地雷たちがすごい生々しくて、少し緊張してしまいました。やっぱり人を傷つけるためのものはあってはいけないなと思いました。
夜のアンコール・ワットは、思った以上にきれいで、すごい感動しました。ずっと風景をながめていたかったぐらい、素晴らしかったです。
また絶対に見に行こうと思いました。
(中学1年生)
今日は森本さんの、そめものをしました。
いがいと自分てきにはうまくできました。
あと、じらいはくぶつかんは、あんなにたくさんじらいがあるとは、思いませんでした。
よくゲームとかで見る本物の銃があってびっくりしました。
夜のアンコール・ワットは具合が悪くて行けなかったのがざんねんでした。
(中学3年生)
今日は朝から大変で、クメール織物研究所の伝統の森まで行きました。
そこに森本さんというとてもおもしろい方がいて、織物の仕事もやりながら農業もやられている人で、昔のことなどをいっぱい話してもらいました。
バンテアイスレイ遺跡は、彫りものがほぼ完全の状態でのこっていたのがきれいでした。
夕食はめっちゃおいしかったので、お腹がはれつしそうなぐらい食べてしまいました。
夜のアンコール・ワットは、超キレイでした。ライトアップされ、本当にアンコール・ワットなのかと思うぐらいきれいでした。
参道を歩きながら思ったのですが、彼女を作り、2人で歩いたらしあわせだな~と思いました。
(大学生)
いろいろあったけれど、ピンポイントに地雷博物館について書こうと思います。
まず、入った瞬間に息が止まりそうだった。
あれだけの数があって、処理しながら、それでもまだ世界には地雷が埋められていて、つくられてもいる。
たった1つの地雷でも、恐怖心でいっぱいになるのに、その周辺に住んでいるひとたちは、いくつあるかもわからないのに、どんな気持ちで住んでいるんだろう・・・・。
大きいものから小さいものまで、いろいろなサイズ、形があって、ところどころに埋められている。
そんな状態を再現したのが、林につけられたマーク(地雷マークの絵)の庭なんだと思いました。
階段もあったのに、誰一人として、その中に入ろうとする人がいなくて、ないとわかっていても、人々の心にある恐怖心をあおるものであるのは間違いないと思う。
パネルにあったように、地雷をつくらない、としている国は全ているわけではない。でも、生かすために兵器を作り、埋め、爆発し、人々は涙を流す。
そんなサイクルを生み出さないために今、何をすべきかをもっと考えてほしいし、つくっていない国も一緒になってやっていくことが大切だと思います。
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