日本社会事業大学ツアー 3日目 ~ワークショップ~

受け入れ日記

ツアー第3日目。今日はアンコールクラウ村にてワークショップです。

題して「カンボジア 子供との仕事 -現実、可能性と夢」

カンボジアの社会、そして子どもたちの未来を考えるためのワークショップを、おそらくカンボジアで初めて村の中で行いました。クーラーもなく、周囲を子どもたちが走り回っているという環境の中、カンボジアで現在活動中のNGOから代表の方に来ていただき、各団体からの事業紹介と、ディスカッションが行われました。

事業紹介の参加団体は、以下の5団体。

・幼い難民を考える会 (CYR)

・国際子供権利センター (C-rights)

・国境なき子供たち (KnK)

・スナダイクマエ孤児院

・アンコール遺跡の保存と周辺地域の持続的発展のための人材養成支援機構 (JST)

それぞれ異なる立場から、実際の現場でカンボジアの子どもたちと向き合っている方々の生の声を村の中で聞く。大学生の皆さんには大きな刺激になったようです。

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― ワークショップで話を聞く中で、自分の思いから始めた方、偶然カンボジアでNGO活動をするようになった。など専門知識の前に気持ちから活動を始めた方が多いと思いました。そんな中に、どこも、結びつき、を大切にしているようにも感じました。自分たちのNGOとか活動を単独でするわけではなく、村の中に溶け込んだり、役人と一緒に他の幼稚園を回って思いを伝えていったり、周りを一緒につないでいく。こう思うと、今、「学校でソーシャルワーカーは様々な機関と連携し…」など習っているが同じことをしているのではないだろうかと考えるようになった。(大学2年生)―

― 実際に現場で活動をする人の生の声を聞き、また私たちの意見や質問にも答えてもらえるということは、私にとってとても感動的で、本当に貴重な体験だった。そして、ワークショップに参加したすべての人が、カンボジアの将来が明るくあるようにと願っているということがとても嬉しく感じた。(大学2年生)―

― ワークショップの中で出会った子どもたちを守るために働く大人たちはそれぞれが自分たちの仕事に誇りを持って活動していた。彼らはこの国の抱える深刻な問題を現実として受け止めながらも、カンボジアという国をもっともっと良くしていこうという強い気持ちを持っていた。そして彼らの一つ一つの言葉や力強い眼差しは、カンボジアは必ず今よりよい社会になるという自信に満ちていた。私は、これからのカンボジアが楽しみだ。カンボジアはきっと変わっていく。そう思えるぐらいの大きな力を感じた。(大学2年生)―

村で行われたワークショップとディスカッションの後には、カフェモイモイにて懇親会が開かれました。盛りだくさんの内容だったツアーも今日が最後の夜、明日には各々日本へ戻ってゆきます。

次回のブログでは、今回のツアー全体の感想を紹介します。

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