はじめ塾スタディーツアー 2日目 (子供たちの声を中心に)

受け入れ日記

316日(月) 2日目

日程

午前; 日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)のオフィスにて、

               「カンボジアの歴史と遺跡についての概要説明」

    バイヨン南経蔵修復現場見学

    バイヨン寺院

昼食; バンテアイスレイ・レストラン

午後; ホテル休憩

    アンコール・ワット見学

    アプサラダンスショーを見ながら夕食

 

2日目はいよいよ、アンコール遺跡見学です。

はじめ塾の子どもたちは何を体験し、どのように感じたのでしょうか・・・・。

毎晩、その日にあった出来事を意識化するために書いているという「考現学」。感性豊かな子どもたちの生の声をお届けします!

 

1.(中学3年生)

今日は主にアンコール遺跡の修復現場や遺跡を見て回りました。どれをとっても様々な奥深さがあるすばらしいものだと思いました。


修復現場に行く前に寄った遺跡修復事務所では、寺院が山頂にある理由やカンボジアの歴史、現在の神がどのようにして出来ていったかなどの説明をきき、それは自分で考えていた以上におもしろく、興味深い話でした。

遺跡修復現場見学のとき、作業の様子や工夫の念の入れようがすごいと思い、思わず感心してしまいました。特に、一つ一つの何千もある石に番号をつけて、それを部分的に組み立てていく作業は、とても地道で大変な作業だと思いました。しかし、よくよく考えてみると、こうした作業があるからこそ、このような歴史的で巨大な建造物が未来に残っていくのだなと思い、少しこの仕事の偉大さを感じました。

バイヨン寺院の壁に施されている彫刻は、とても素晴らしいものだと思いました。彫刻の場面を説明してもらうと、色々なストーリーがあり、とても面白かったです。

思えば、なぜこのような遺跡や彫刻をつくれる技術力を持っていた頭の良い民族達が、内戦を起こしたりしたのか自分は不思議でなりません。

 

2.(小学5年生)


今日はバイヨンとアンコール・ワットに行きました。

本当の世界遺産を間近で見られてとても感激しました。

写真は200300枚ほどとりました。

あと、アンコール・ワットには大きな顔がなかったのでびっくりしました。

明日はクメール織物研究所などに行きます。

いろいろ見たいです。

 

3.(中学3年生)

今日は主にバイヨン寺院を見ました。しかし、それは後回しにして、帰りのときのことを書きたいと思います。

小さい子が4人ぐらい来て、そのうちの一人が、自分のところに来て、ブレスレットを見せ、「2 dollar

といってきて、自分が「No, thank you」と言ったら、「Why not?」と言われたので、「Because I don’t have money.」と言ってみたら、「I don’t think so」と言われました。

村の人たちの英語と比べたらずいぶん簡単でしたが、英語で話せることは本当に楽しいと思いました。

(後略)

 

4.(高校1年生)

バイヨン寺院の尊顔はかなりの迫力があった。どうやらあの中には女神の顔もあるらしい・・・・(驚)。

修復現場も、話に聞いていたより足場がしっかりしていた。修復のやり方もかなり丁寧で、あれを、あと9か月でやろうというのだから、かなりの努力が必要だと思う。なによりも2つ目の塔の修復の段階で、何も知らなかった現地の人たちだけでやろうというのだから、とてつもない、気合いというか、勉強熱心さが伝わる。頭があがらず、見習わなければと、つくづく思った。

アンコール・ワットはやはり、予想通り、ものすごい威圧感を感じた。中央塔の中に入れなかったのは残念だったが、アンコールにいくという夢がかなえられて、もう最高~。

(後略)

 

5.(中学3年生)


午前中はバイヨンで、修復現場を見ました。現場では、修復しているところに実際立って、土や砂をめちゃくちゃ近い距離で見ました。ヘルメットが重くて、頭を下げる時にくらくらしました。土や砂はとても乾燥していて、「こんなのが工夫されて使われてたんだな」と思いました。復元するのはとても大変な作業だと思いました。

お昼はレストランで食べました。ライチジュースを飲みました。隣が舞さんだったので、料理の解説をしてくれました。日本語で「背骨が曲がっている魚」という魚を使った料理が出てきましたが、お腹一杯で入らなかったので少し残念です。私とSはパイナップルが好きです。日本のとは違って形が可愛らしくて・・・・。そんなにみずみずしくないところも良いなと思いました。

お昼ご飯を食べた後は、一回ホテルに戻ってお昼寝。1時間弱しか寝れなくて、私とSの2人は、「もっと寝たい・・・」と言っていました。

3時頃バスに乗り込み、アンコール・ワットに向かいました。遺跡はホテルから近くて良い場所のホテルだな・・・・と感じました。

アンコール・ワットの壁画は、(手が抜かれているところもありましたが)とても細かくて、きれいでした。女神の体は曲線が主でしたが、男性を描くときはがっちりと描いていて、すごいな、と思いました。1つの壁画に1つの神話ということだったので、ヒンドゥー教への興味が更に増しました。

遺跡を見て回ったあと、ホテルに戻ってきて、汗を流しました。そして、レストランへGo!

待ちにまったアプサラダンスをこの目で見ることができました。専門職?ということで、彼女たちの動きはとてもきれいで、あんな動きをしたいなーと思いました。講習会が楽しみすぎて仕方がないです。

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