昨年10月の開校したばかりのバイヨン中学校ですが、日本で教員を経験された方々が多数所属されている「NPOオアシス」様のご支援で、なんと、サッカーゴール、バレーコート、鉄棒、走り幅跳び砂場、150mトラックなどがそろいました!
こちら、手前にバレーボールネットの支柱、その向こうにサッカーゴールが見えます。
これらは、近くの鉄骨屋さんに図面を持ち込んで、作ってもらったものです。
思ったより、しっかりしたサッカーゴールができました。
バレーコートは、NPOオアシスの皆さんが来訪された際に、ロープを地面に留めて、手作りで作ってくださいました。
150mトラックも同様です。
暑い日差しの下での作業は大変だったと思いますが、本当にありがとうございました!
バイヨン中学校の敷地には、昔の堀が横断していて、その部分は低地になっているのですが、そこから掘った土を校庭に盛り上げ、少しでも校庭を高くする作業も行われました。
トラックで1台1台、校庭に運ばれた土です。
そして、ショベルカーで掘りこまれた場所は、なんと、雨期になると天然のプールになるとのこと!
子供たちがこの天然プールでどのように泳ぐのか、今から楽しみです。
鉄骨屋にサイズを渡してつくってもらった鉄棒も完成しました。校庭隅に植えられているシューナッツ畑の中に設置して、鉄棒の前には、着地用の砂場もつくりました。
NPOオアシスの体育の先生の発案で、この砂場は走り幅跳び用にも兼用されることになります。
そして、その走り幅跳びの助走のコースはというと・・・・・、
なんと、7m間隔で植えられたカシューナッツ畑の中!!!
(この写真中央に見えるのが、走り幅跳び用の砂場。そのすぐ右には鉄棒が写っています)
カシューナッツ畑の中を疾走して、踏切板を強く蹴って、カシューナッツ畑の中を舞い上がる・・・・
カンボジアらしい、バイヨン中学校らしい、素敵な走り幅跳びのコースができました!
職員室内にも、体育用具を入れる棚2つと、ボール入れ2つ(どちらも特注!)が寄付され、ボールも愛知県の中学校から、使われなくなったものをたくさんいただきました。
さらに、NPOオアシスの体育の先生の計らいで、全国的な体操着メーカー「KANKO(国盛商業株式会社)」様より、大量の新品体操着も送られてきました。
JSTでは、その一部をバイヨン中学校の生徒にも配ったのですが、日本製の新品の体操着をもらった135人の生徒たちは大喜び。
これはそのときに撮った記念写真です。
その後、オアシスの皆さんが来訪されるたびに行われる体育授業でも、体操着は大活躍!
日本のラジオ体操も皆で行いました。
***************************************
バイヨン中学校の運動場整備と体育施設は、次の団体のご支援により、実現しました。
・校庭盛土、150mトラック整備、サッカーゴールとネット、バレーボールの支柱とネット、鉄棒、走り幅跳び場、ボール入れ2つ、アルミ製扉付棚
;NPOオアシス様(日本国際協力財団の助成金にて)
・体操着;KANKO(国盛商業株式会社)様
(よ)
コメント