JST 2013年度の活動報告は、まだまだ続きますよ。
バイヨン中学校の校舎建設と並行して、敷地境界に柵をつくりました。
柵をつくらないと・・・・・
このように近所の牛が入ってきて、せっかく植えた苗木や野菜を食べてしまいます。もちろん、泥棒がなるべく入らないようにするためでもあります。
けれども、バイヨン中学校の敷地は3ヘクタール。
間口100m、奥行300mと、外周だけで800mもあります。
長持ちすることはもちろん、なるべく安く外周柵をつくるには・・・・、と考えたのが、木材の中でも安価で手に入りやすい杭に既成のネットを取り付ける方法。
この写真のように、地元住民に協力してもらい、1本1本、杭を設置し、ネットを取り付けていきました。
敷地前面だけは、木の板を交互に張って、少しだけ見栄えをよくし、敷地の起伏にも対応して設置できるようにしました。
一般道からの入口には、このような立派な門も完成!
柱は化粧煉瓦積み、看板部分は木製です。幅はなんと9m!
今後、工事用の大型車両も通れるように、高さも4.5m確保しました。
看板の裏には、カンボジアの「学びの心得 4か条」が書かれています。
すなわち、
・学ぶことは、智を得ること。
・学ぶことは、学問を活かして生きること。
・学ぶことは、立派な人間になること。
・学ぶことは、仲間を尊重して共生すること。
バイヨン中学校の生徒たちは、毎日、この「学びの心得」を読んで帰宅の途につくことでしょう。
校庭の周りには、生徒自ら、コキの苗木を植えていきました。
植樹後は、毎日、当番の生徒が水やりをして育てています。
以上は、(一財)国際開発センター(IDCJ)の皆さんが「緑の募金公募事業」に応募、助成金をいただき、実現できたものです。
この事業はこれで終わりではありません。今後、雨期の初めに、さらにたくさんの果物の苗木を植える予定です!
そして、こちらは、校庭の片隅にできた野菜園。
バイヨン中学校の校長先生の直接の指導のもと、生徒たちが自主的つくった野菜園です。
今ではこんなに成長し、にがうりや空芯菜などが収穫できるようになりました!
******************************
バイヨン中学校の敷地入口門、外周柵(800m)、苗木の植樹は、
(一財)国際開発センター(IDCJ)の皆さんのご協力を得て、
公益(財)国際緑化推進センターの「緑の募金国際緑化公募事業」の助成金を得て実現したものです。
(よ)
コメント