インターン学生、JSTで大活躍!_2013年度活動報告9

JST活動報告2013年度

2013年度は、関西学院大学と提携し、ボランティア学生を前期と後期で1名ずつ、JSTで4~5か月間、受け入れることになった年でもありました。

4~5か月といえば、ある程度のまとまった時間。単にJSTの活動を補助的に手伝ってもらうだけでなく、一つのテーマを決めて調査をし、論文にまとめ上げてもらうなり、一つのプロジェクトを立ち上げてもらうなり、学生にとってもJSTにとっても、有意義な時間となるよう、それぞれの学生に合った課題をJSTで提供しました。
1)今年度前期(4月下旬~8月下旬)に関学ボランティア学生第1号として派遣された芳木啓太くんには、「アンコールクラウ村の初等教育の実態」について、調査してもらいました。
アンコールクラウ小学校では、毎年、1年生から2年生に上がるまでに約1/3の生徒が学校に来なくなるというデータがあったのですが、芳木くんには、退学した生徒のその後を追跡調査してもらいました。
データをまとめ、最終発表を行う芳木くん。さすが関学、とても優秀な学生でした。
3人兄弟の末っ子ということで、愛嬌たっぷりなところもカンボジアの人々に受けていました。
カメラの腕もなかなかのものでした。4か月間、髪の毛を1度も切らないことを最初に宣言し、髪が伸びてからは後ろに縛っていたのですが、だんだんとそれなりの風貌に。
彼が撮った写真が、2013年度の関学の海外ボランティア小冊子の表紙(↑)にもなりました。
アンコールクラウ小学校での写真です。
芳木くんの活動内容については、その小冊子に載った彼の文章をご覧ください。

2)今年度後期(9月下旬~2月下旬)に派遣されたのは、関西学院大学4年生の伊藤小百合さん。
彼女はJSTのツアー事業に興味があるとのことでしたので、「Villageツアー」の立ち上げを担当してもらいました。
前期の芳木くんもそうでしたが、伊藤さんもとても前向きで、一つのことに打ち込むときの集中力には、頼もしいものがありました。
彼女も愛用のカメラで、カンボジアの様々なシーンを撮影。アンコールクラウ村の子供たちも、彼女のカメラに興味津々でした。
アンコールクラウ村で、ツアーのコンテンツ調査を行う伊藤さん(右)。
伊藤さんが企画したツアーは、こちらのブログで、彼女自身が紹介しています。
http://www.jst-cambodia.net/m/2014/02/post-150.html#002003
現在実施中ですので、興味のある方は、ぜひJSTまでご連絡ください!
info@jst-cambodia.net
小さい頃からダンスを習っていたという伊藤さん。今回の滞在中に、「恋するフォーチューンクッキーJST版」を製作しました。近日中に公開予定ですので、こちらもお楽しみに!
3)
富山大学の奥勇介くんは、考古学専攻の2年生。
1年前にJSTが企画する遺跡修復現場体験ツアーに参加したのがきっかけで、今回、自身でJSTインターン希望のアプローチをしてきました。
そこで、2月中旬からの1か月間、JASAのバイヨン寺院修復現場で、山本先生の指導の下、バイヨン寺院参道南側の発掘作業を担当してもらいました。
日本とは違う環境のもとでの発掘作業ですが、実際の現場に触れられるということは、学生にとってまたとない機会だったことでしょう。
2014年度前期には、関西学院大学からの2名のボランティア学生の派遣が決まっています。
活動内容は、JSTブログにて随時報告予定ですので、お楽しみに!
(よ)

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